練習2日目はフォーメーションの確認やシュート練習をみっちりとこなした
「やっぱり結果がすべて」。FW浅野拓磨(サンフレッチェ広島)が29日に控えたU-23南アフリカ代表戦でも、その言葉どおりゴールを狙う。
U-23日本代表は27日に松本市内でトレーニングを実施。前日、疲労を考慮して別メニュー調整を行った浅野も全体練習に参加した。南アフリカ戦は、リオデジャネイロ・オリンピック前に行われる国内での最後の試合となるため、それぞれが生き残りへ闘志を燃やす。「僕は危機感を持っている。誰一人、選ばれることが決まっている選手はいないので、みんなと競争していく気持ちでいる」と浅野もサバイバルレースを勝ち抜こうと必死だ。
さらに、オーバーエイジ枠の内定は浅野の危機感を募らせた。A代表の国内合宿やEAFF東アジアカップ2015でともにプレーした経験のあるFW興梠慎三(浦和レッズ)が選出。「すごく能力のある選手ですし、僕は危機感を感じています」とFWからの選出に焦りを見せつつ、「残り少ない枠の中に入り込めるように、自分の特長を出していきたい」と力を込めた。
「実戦でアピールすることが一番の近道」と語る浅野が、最終メンバーへの生き残りを懸けた大事な一戦でジャガーポーズを披露することはできるだろうか。
By 高尾太恵子
サッカーキング編集部