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吉田麻也はリオ五輪OAについて「何も考えなくていいなら行きたい」

2016.06.09

ミズノのトークショーに登場した吉田麻也は、リオデジャネイロ五輪のオーバーエイジについて言及した

 8月に開幕を迎えるリオデジャネイロ・オリンピック。サッカーのU-23日本代表は、セントラル方式のアジア予選を全勝で突破。アジア王者として、堂々と大舞台を迎えるはずだった。しかし、主力にケガ人が続出。危機的状況に「誰をオーバーエイジに選出するか?」という声は日に日に度を増している。

 8日都内、スポーツメーカーのミズノが主催する展示会のトークショーに参加した日本代表DF吉田麻也は、オーバーエイジについて持論を展開。「大前提としてオリンピックを経験してないと、流れとか雰囲気とか分からないので、オリンピックを経験してる選手が良いと思います。もっと言えば、ブラジルに行ったことがある選手ならもっと良いと思いますね。コンフェデとかワールドカップとかに出場した選手とか。あとは、チームの支えにならないといけないので、チームが苦しいときにどれだけ踏ん張れるか、どれだけ引っ張っていけるかが大事になると思いますね」

 2008年の北京オリンピック代表に選出されると、4年前はオーバーエイジとしてロンドン・オリンピックに出場。1得点を決めた他、守備陣のリーダーとして最終ラインを統率。メダルには一歩届かなかったが、日本代表44年ぶりとなるベスト4進出に貢献した。選出候補としては申し分ない経験を持つが、「所属チームのこととか何も考えなくていいなら行きたいです。でも僕が考えるオーバーエイジって『自分が行きたいです!』ってアピールするものじゃなくて、『来てくれ』って言われて行くものだと思うんで。現状、僕には何の打診もないので(笑)」

 同じくトークショーに出席した日本代表FW岡崎慎司は、2008年の北京五輪に出場。しかし、予選グループ3連敗、自身も無得点で大会を終えた。「僕自身もオリンピックで悔しい思いをしてメダルは取りたいし、日本の役に立ちたいです。でも、若いときに『海外に出たい!』という目標を持つきっかけになった大会なので、若い選手にとっては大事な場だと思います」

2008年の北京五輪は3戦全敗だった岡崎慎司。それでもオリンピックは「『海外に出たい!』という目標を持つきっかけになった大会」と語った

 オーバーエイジでの五輪出場は白紙状態だが、両選手は9月にワールドカップ最終予選を迎える。同組には強豪のオーストラリアを筆頭に、灼熱の中東勢らアジアの雄が顔を揃えた。注目の初戦は、昨年の「AFCアジアカップ オーストラリア2015」準々決勝で苦杯をなめさせられたUAEをホームに迎える。

 岡崎は「(UAEには)アジアカップで負けているので、自分たちも力が入ると思います。初戦はどの大会でも大事だし、キーになる試合には違いないですね」と初戦の重要性を強調。

 一方の吉田は「前回の最終予選は最初の3連戦を2勝1分けでスタートして、その後の試合がかなり楽になりました。今回も同じように良いスタートを切れるようにしたいです」と、初戦からの奮闘を誓った。

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