欧州組の事前合宿に参加している清武弘嗣
6月に開催されるキリンカップサッカー2016に臨む日本代表メンバーが26日に発表され、23歳のMF大島僚太(川崎フロンターレ)と、24歳のMF小林祐希(ジュビロ磐田)が初招集となった。
同じく代表に選出された清武弘嗣(ハノーファー)は、同日に行われた欧州組による事前合宿の練習後、「代表にとって新しいバリエーションになってくると思う」と新戦力を歓迎した。
清武がA代表デビューを果たしたのは、2011年8月に行われた韓国代表との親善試合だった。当時21歳で、今回の代表に選出された大島やFW浅野拓磨(サンフレッチェ広島)と同じように、U-23代表の主力としても活躍していた。
「出場するとは思っていなかったんで、準備もしていなかった」とデビュー戦を振り返る清武だが、その試合で2アシストを記録し勝利に大きく貢献した。華々しいデビューを飾った5年前の自分の姿を思い浮かべながら、今の若手にアドバイスを送る。
「ただただガムシャラにやった。あまり考えすぎずにやった方が結果はついてくると思うし、結果を求め過ぎてもしょうがないんで。代表でやる動きは違うけど、新しく入った選手たちはJリーグでやってるプレーを、自分らしいプレーをやってくれればいい」
しかし、清武もポジションを約束されている分けではない。「自分も下の選手が入ってきて立場がどんどん変わっていく中で、自分もしっかりしないといけないと思う」と危機感を抱いているものの、「でも、代表では楽しみたいなと思う。本当にいい選手しかいなくて、本当に貴重な場なんで。言葉も通じるし、うまい選手がいるし、学ぶこともある。僕は毎日楽しんでやってます」と、楽しむことの大切さも口にした。
日本代表は6月3日に豊田スタジアム(愛知県)でブルガリア代表と対戦。7日には、市立吹田サッカースタジアム(大阪府)でボスニア・ヘルツェゴビナ代表またはデンマーク代表と対戦する。
By サッカーキング編集部
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