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強敵揃いのキリン杯…出場国の印象明かすハリル「2試合に勝つトライを」

2016.04.13

キリンカップ日程発表会見に臨んだハリルホジッチ監督

 日本サッカー協会(JFA)が13日に記者会見を開き、日本代表が出場する「キリンカップサッカー2016」の日程を発表。日本代表は6月3日の準決勝で、豊田スタジアムにてブルガリア代表と対戦することとなった。

 同会見に出席した日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、今大会の展望を語った。

 今月7日に発表されたFIFAランキングで、日本は57位。初戦の相手であるブルガリアは69位だが、ボスニア・ヘルツェゴヴィナは20位、デンマークは41位と日本より上位にランクインしている。

 ハリルホジッチ監督は「招待した3チームは(ロシア)ワールドカップ本大会に行くかもしれない。つまり、ロシアで対戦するかもしれないチームだ。我々よりも強くて経験があるとしても、私は2試合に勝つトライをする。全てを勝利で終えるつもりだ。そうすることによって我々に喜びを、サポーターの皆さんとキリンさんに喜びをもたらし、(ワールドカップ・アジア)最終予選に向けた素晴らしい準備になると思う。しっかりと良い準備をしたい」と、勝利を誓い、「多くの皆さんに足を運んでいただけることを期待している。FIFAランキングで我々より上位にいるチームにどう対抗できるか期待している」と、対戦への期待感を示した。

 そして「スタイルもクオリティーも違う3チームだ。パワー、テクニックに秀でているチームがある」と対戦国を評し、「特長を持つ相手なので、“早く彼らと試合をしたい”という思いでいっぱいだ」と話したうえで、「皆さんも興味があるだろうから」と、出場3カ国に対する印象を以下のように語った。

「ブルガリアはキリンカップによく招待されているチーム。ここ5試合の日本戦を観たが、彼らが4回勝って、1つの引き分けがあった。そして(3月25日の国際親善試合では)ポルトガルに1-0で勝った。世界で5、6位に入る相手(実際にはFIFAランキング8位)に素晴らしい試合をしていた。ブルガリアのフットボールも新しくなっている。難しい状況を迎えた歴史もあったが、野心のある若手が台頭して生まれ変わっている」

「ボスニア・ヘルツェゴヴィナは私の母国だ。今、FIFAランキングで20位に入っている。個の能力が高く、数名の選手はかなりハイレベルだ。そしてすでに、私は相手の監督(イヴァイロ・ペテフ氏)と話をした。『(この大会を)勝ち抜くために来る』と言っていた」

「デンマークはかなりパワーがあるチーム。歴史上初めてシステムを変えて、[3-5-2]を採用した。本当に驚いたのは、7、8人の選手が(身長)190センチメートル以上であること。空中戦はかなり強いと思う。何人かの選手はヨーロッパのビッグクラブでプレーしている」

 5年ぶりに開催されるキリンカップ。今大会はトーナメント制で開催され、6月3日の準決勝が豊田スタジアムで、6月7日の3位決定戦と決勝が市立吹田サッカースタジアムで行われる。

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