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ゴールに飢えるFW金森健志、練習試合で現状打開の糸口を見出せるか

2016.04.12

合宿2日目は戦術中心のメニューをこなした

 とにかくゴールに飢えている。アビスパ福岡のFW金森健志は今季、自身初挑戦となるJ1の舞台でリーグ戦全試合に出場しながら、未だノーゴール。U-23日本代表では、3月のポルトガル遠征に招集されたが、得点を奪うことができなかった。

 リオデジャネイロ・オリンピックの最終メンバーに生き残るためには、「J1で点を取ること」が最大のアピールになることを分かっている。だからこそ、「1点を取れれば、気持ち的にも楽になる」と“きっかけ”をつかもうとしている。

 現在、静岡県内でトレーニングキャンプを中のU-23日本代表候補は、最終日の13日に清水エスパルスと練習試合を実施する。練習試合であれ、実戦でゴールを決めることができれば、現状打開の足がかりとなるはずだ。

 金森は得点だけではなく、「ハードワークで攻守に貢献したい」と意気込む。リオ五輪のピッチに立つためには、激しい競争を勝ち抜かなければならない。「攻撃だけではなく、前線からの守備もできるところをもっともっと発揮していかないといけない。ストロングポイントはドリブルですけど、攻守でチームを引っ張っていけるようになれればいい」。

 手倉森ジャパンの常連メンバーである金森は、今年1月に行われたリオ五輪アジア最終予選の直前に右太ももを負傷し、メンバー入りを果たすことができなかった。悔しさを味わった分、本大会に懸ける思いは強い。「点を取りたい」。再び巡ってきたチャンスを逃すまいと、金森が闘志を燃やす。

取材・文=高尾太恵子

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