21日に埼玉県内でトレーニングに参加した酒井高徳(左) [写真]=兼子愼一郎
日本代表は21日、2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア2次予選のアフガニスタン代表戦(24日)、シリア代表戦(29日)に向けて、埼玉県内でトレーニングを開始した。
シーズン途中から、所属するハンブルガーSVで先発を勝ち取った酒井高徳。「向こう(ドイツ)でしっかりしたパフォーマンスを出せれば、また代表に戻ってこられるという確信があった。チームでしっかりやったことが結果につながった」と振り返り、ドイツでのスタメン奪取が代表定着へ通じていることを明かした。
ドイツで安定したプレーを見せる上で、酒井は「パフォーマンスの波を少なくすること」をポイントに挙げた。「DFというところを考えると、不安定な状態が続いたり、いい時と悪い時の波が激しくなったりすると、どうしても(起用が)難しくなる」と分析し、コンディション維持の重要性を唱えた。
今回の招集メンバーには、ADOデン・ハーグに所属するFWハーフナー・マイクが約1年5カ月に招集された。高さを武器とする同選手の存在により、サイドバックのクロス精度が一段と求められる。酒井も、「ハーフナー君の特徴は高さだと思っているので、ヘディングできるボールを上げられる意識や工夫はしたいなと思う」と新たな得点パターンの確立へ意気込んだ。
2次予選最後の2試合に向けて酒井は、「一番大事なのは、僕らが戦ってきたこと、見せてきたパフォーマンスをしっかりまたホーム2試合で見せること」とコメント。埼玉スタジアム2002での連戦を見据えた。
By サッカーキング編集部
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