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手倉森監督、“負けてはいけない”韓国との決勝は「力を示す第一歩」

2016.01.30

U-23日本代表を率いる手倉森誠監督 [写真]=Getty Images

 U-23日本代表は、30日に行われるAFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)決勝でU-23韓国代表と対戦する。U-23日本代表を率いる手倉森誠監督が前日会見に臨んだ。

 3位以内にリオデジャネイロ・オリンピックの出場権が与えられる今大会。日本は26日に行われた準決勝を2-1で制し、見事6大会連続の本戦出場を決めた。「もちろん出場権を得ることを目標にしてきました」と明かした手倉森監督だが、「お互い世界を見据えてチーム作りをしている。その思いを持った両国が戦うだけで本大会につながるゲームになると思います」と、決勝を重要な一戦として位置づけた。

 MF南野拓実と同僚のU-23韓国代表FWファン・フィチャンは、ともに所属するザルツブルクからの要請によってオーストリアへ帰還することとなり、決勝戦の欠場が確定している。さらに手倉森監督は、FW鈴木武蔵が「ケガで出られない」と明言。今大会の召集メンバー23名のうち、これまで唯一出場のないGK牲川歩見については、「強いチームはGKに正しい序列が必要だと思っている。俺は櫛引(政敏)が一番手、(杉本)大地が二番手、そして三番手は牲川だ、と。決勝で三番手とはいかない。そういう話はGKコーチともしているし、牲川も理解している」とコメントした。

 同監督が「一番負けてはいけない相手」とする韓国とは、2012年に行われたロンドン・オリンピック、メダルを懸けた3位決定戦で対戦し、0-2で敗れた。「あのチームも、日本にとって五輪での躍進だったと思いますけれど、メダルを獲れないことで非常に大きな敗戦だと取り上げられた。メダルを獲る・獲らないの違いを韓国に教えられたゲームだった」と振り返り、決勝の意気込みを述べた。

「東アジアの両国がアジアのてっぺんで競う。アジアをけん引していく両国同士の戦いだなと思います。お互い世界で何が通用するのかを求め合っている国同士の、明日は激しい戦いになると思います。ロンドン五輪では互いに好成績を収めたが、ブラジルW杯では互いに残念。世界へのアジアの力を示す第一歩になればいい」

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