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リオ五輪最終予選が開幕…指揮官、北朝鮮との初戦は「世界への“挑戦”」

2016.01.12

U-23日本代表を率いる手倉森誠監督 [写真]=足立雅史

 U-23日本代表は13日にAFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)でU-23北朝鮮代表と対戦する。大会初戦を翌日に控え、手倉森誠監督が記者会見に応じた。

 3日にカタール入りし合宿をスタートした日本。6日にはU-23ベトナム代表との強化試合を行い、2-1と勝利を収めると、翌7日にはU-23ベトナム代表を2-0で下した。

「今年のリオ五輪出場を懸けた戦い。23歳以下という制限があるなかで、日本サッカーの未来、この世代を鍛え上げる大会にしたいです。集中開催、過密日程で大変な大会になります。そのタフな大会こそが若い世代を鍛えてくれると信じています」と意気込みを語る指揮官は、「(五輪出場の)可能性は何パーセントかわかりません。ただ日本としてリオ五輪へ100パーセント行きたいとの思いで戦いたいです」と、難しい戦いになるとしつつ、強い気持ちを見せた。

 会見後の取材では、「この雰囲気でいよいよ始まるなという気持ちになりました。日本をどう思っているのかという質問を3チームくらい聞いたところで、日本への戦い方ができあがっているな、まさしく標的だな、という感覚でいます」と、他国が日本戦に向けて周到な準備してくるだろうと警戒心を強めている。

 スタメンに関しては「頭のなかにある」とだけ話し、合宿中にインフルエンザに感染した主将のDF遠藤航については「今日1日、見て判断したいなと。6戦あることを考えると、慎重に考えたい。もうひとつの考え方としては、彼はフレッシュだということ。ひとつゲームを絡ませるべきか、初戦で絡めるべきか考えて」と、慎重に検討する模様。

 また、「チームの中だけで落ち着いてやらせるため」と前日の練習を非公開とした理由を説明すると、「セットプレーの形を100個くらいやったので(笑)。いや、一桁間違えた。10個くらいやったので楽しみにしていてください」と、FKやCKでサインプレーを使うことを示唆している。

 北朝鮮は1000人の大応援団が駆けつけるとの噂があるが、手倉森監督は「選手にはお客さんが少ない中でのプレーになると伝えました。1000人来るとにぎやかになりそうですが、その話はしていないです」とコメント。そして最後に、自身の結婚記念日に迎える初戦について、ジョークを交えながら意気込みを述べた。

「(結婚記念日だというのは)今思い出しました。初戦は北朝鮮ですが、我々が目指しているのは世界だという部分では、いよいよ世界への“挑戦”の時が来たと、それで良いんじゃないですかね。あまり使えないねこれ(笑)」

 日本は同大会でグループBに所属しており、13日に北朝鮮、16日にU-23タイ代表、19日にU-23サウジアラビア代表と対戦する。

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