2015.11.26

吉田、ハリルジャパンの成熟に提言…日本人は「もっと欧州へ行くべき」

吉田麻也
シンガポール戦でゴールを決めた日本代表DF吉田麻也 [写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 サウサンプトン所属の日本代表DF吉田麻也が、FIFA(国際サッカー連盟)の公式サイト『FIFA.com』のインタビューに応じ、ハリルジャパンについて語った。

 日本代表は、2014年夏のブラジル・ワールドカップで未勝利のままグループステージ敗退。今年1月に前回王者として臨んだアジアカップはベスト8で散った。「僕らは全く順調にいっていない」と語る吉田は、「ワールドカップとアジアカップでは、全ての人に大きな失望を与えてしまいました。僕らはまだそこから回復している途中です」と失意を糧にして復活することを誓った。

 今年の3月にはヴァイッド・ハリルホジッチ監督が新指揮官に就任し、“ハリルジャパン”が誕生した。同選手は「今は新しいスタイルをもつ新監督を迎えました。僕ら全員にとって正しい道を進むための挑戦です」と続け、「監督は多くのことを変えようとしていますが、簡単に変化をは起こせないのでタフなことです。ですが、何かアクションを起こす必要があるのは明らかです」と語った。

 ハリルホジッチ監督について問われると、「彼はとても厳しい人です」と笑顔を見せながら答え、「ですが人柄はまた違います。1対1で話すとき、彼はいつもとてもオープンな人です」と明かした。また、同監督のサッカー観については、「素早く攻守を切り替え、極めてコンパクトでインテンシティをもってプレーするような、とても現代的なフットボールを好んでいます」と明言した一方で、「もちろん大事なことは、僕らの長所であるテクニック、敏捷性、スピードを活かし、最適なバランスを見つけだと思います」と自身の考えも語った。

 ハリルホジッチ体制で今年は13試合を行い、8勝4分1敗。6月から始まった2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選も2試合を残して、グループEで首位に立っている。

「ベストな状況で取り組むまで慣れるのに時間はかかります」とまだまだ代表での活動時間が少ないと主張する吉田だが、「すでに、少しづつ変化を感じています」と話す。「例えば、初対面の時、監督は本当に厳しい人でした。おそらく前のチームで最適なやり方だったのだと思います。ですが、日本人選手のチームで規律に関して心配する必要はありません。よりフットボールの面に集中することが必要だと思います」と同監督の適応を明かした。

 現在27歳の吉田は2012年にオランダのVVVフェンローからサウサンプトンに移籍した。「サウサンプトンでは4シーズン目を迎えました。イングランドの文化や生活にすっかり慣れています。チームでも、監督(ロナルド・クーマン)が僕に求めることをしっかり理解していると感じています」と充実ぶりを語ると、「3シーズン過ごしたエールディヴィジでのプレーがとても役に立っています。なぜなら、クーマン監督も典型的なオランダ人で、僕はオランダ人と彼らのメンタリティを理解しているからです」とVVVフェンローでの経験を活かせているという。

「僕は現在、ヨーロッパでプレーする唯一の日本人センターバックです」と続けると、「GKも同じです(川島永嗣)。ですが彼は現在クラブに所属していません。日本代表にとっていい状況ではないです」と未所属が続くGK川島永嗣について危惧した。川島は、夏にベルギーのスタンダール・リエージュを退団。先日スコットランドのダンディー・Uと合意に至ったと報じられたが、労働許可証の関係で正式加入は先延ばしとなっている。

 そんな状況を受けて、吉田はハリルジャパンの成熟へ、「全てのポジションの選手たちが、より高いレベルでプレーする必要が有ると思います。特にGK、CB、ストライカーはもっと欧州でプレーすべきです」と主張。「簡単なことではなりません。ですが、僕が海外でのプレーが可能だと証明し、すこしでもチャンスを増やすことに貢献できたらいいと思います」と“先輩”としてプレーで示していくと意気込み語った。

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