PKを蹴る本田圭佑(中央) [写真]=Getty Images
1日、日本サッカー協会は、8日に行われる2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア2次予選のシリア代表戦、13日に行われる国際親善試合のイラン代表戦に臨む日本代表メンバー23名を発表した。チームを率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、セットプレーからの得点の少なさについて言及した。
ハリルホジッチ監督は攻撃面について「ある時はかなりハイレベルなシチュエーションを作れている。オフェンスの展開のところで前を向き、ダイレクトプレーが出た時に(チャンスを)作れている。毎試合かなりのチャンスを作っているが、その後のゴール前でのクオリティーについては考えなければならない。そこは向上する余地がかなりある」と述べ、チャンスを作りながらも取るべき得点を奪えていないと主張した。
続けて「何人かとは話し合っていて、どのゾーンに入って行くべきか、スプリントしながら入ってくれと言っている。そして最後の動き、どの足を使い、どの視野を使うか、GKの動きを見ているか。よりアグレッシブになってくれと話し、身体の使い方についても話した」と、細かい部分についても指導を行っていることを明かした。
また、PKやFKなどのセットプレーについては「理解できないことが一つある。まだ一つもPKをもらっていないこと。ペナルティエリア内には入るがPKの可能性すらない。各試合20回はチャンスを作っている。そしてFKについて。FKのテクニックはあるが、ゴール前の選手を見つけて、FKから点を取ってほしい。(一般的に)35パーセントの点がFKからと言われているが、我々は(現時点で)ゼロだ」と述べ、ゴールにつながっていないことを指摘した。
一方で、「こういったビジョンを持って向上できると思っている。本当の攻撃のクオリティーはもっと強いチームと対戦した時にわかる。そういった時にさらに分析できると思う」と正しいビジョンを持って試合に臨むことが攻撃面の向上につながると語った。
日本代表は8日にオマーンのシーブ・スタジアムでシリアと、13日にイランのアザディ・スタジアムでイランと対戦する。
By サッカーキング編集部
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