海外でプレーする久保(左)と南野(右) [写真]=Getty Images
日本サッカー協会の霜田正浩技術委員長は17日、JFAハウスで9月のヨーロッパ視察についてブリーフィングを実施。日本人選手が在籍する各クラブ幹部との交渉や選手とのコミュニケーションについて説明した。
U-22日本代表の手倉森誠監督とともにザルツブルク(オーストリア)のFW南野拓実、ヤングボーイズ(スイス)のFW久保裕也を視察した霜田技術委員長は「二人ともレギュラーとして頑張っていましたよ」と報告。ともにリオ五輪世代の南野は最近7試合6ゴール、久保は最近4試合3ゴールと結果を残しており、来年1月にカタールで行われるリオ・デ・ジャネイロオリンピックのアジア最終予選での活躍が期待されている。
この件に関して霜田技術委員長は、両クラブの幹部と交渉したことを明らかにし、「どちらも2月までウィンターブレイク期間ではあるが、FIFAの国際Aマッチデーではないので、JFAとしてはお願いする形。ルール上は拘束力がないが、前向きに検討すると答えてもらった。NGはもらっていない」と説明した。ただし、ロンドン五輪の最終予選で当時ボルシアMG(ドイツ)でプレーしていた大津祐樹(現柏レイソル)の招集に内諾を得ていながら、ケガ人やインフルエンザで離脱者が続出して招集を断られており、今回も大会開幕まで約4カ月あることから、突然の状況変化も想定していると言及。「二人にはぶっつけ本番でもいいから出てほしい」とコメントし、ヨーロッパの舞台で結果を出す両選手の招集に期待を寄せた。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト