韓国戦で出場した日本代表FW宇佐美貴史 [写真]=兼子愼一郎
日本代表は、5日に行われたEAFF東アジアカップ2015の第2戦で、韓国代表と対戦し1-1の引き分けで終わった。79分から途中出場したガンバ大阪所属のFW宇佐美貴史が、試合後に記者団の取材に応じた。
宇佐美は試合後、「向こうも序盤はギア上げてきてましたからね。そういう展開になって最初の方はすごく難しそうにやってたと思います」と、ベンチから観ていた時間を振り返ると、自身の出場時については、「どっちの流れでもない中でどうするかっていう展開だったかなというのは見てて思いました」とコメントしている。
1-1でどっちつかずの流れをゴールで打破することに期待が寄せられた宇佐美。「センターバックと相手の右のサイドバックの間が結構空くっていうのは言われてた」と韓国攻略のポイントがあったと明言した。しかし、「そういうシーンはほとんどなかったですけど、1本(山口)蛍君がセカンドボールをマイボールにして、自分のところに(パスが)来ましたけど、それをどうゴールにしていくかってところだったと思います」と、少ないチャンスで決めきれなかったことを悔やむと、「短い時間の中で1回のチャンスを決めきれてばね、また全然変わったと思ってますし、そういう力も必要だと思います」と決定力不足を課題に挙げた。
また、代表では左サイドに入る宇佐美だが、「1人2人かわして、それをゴールにするのが自分のスタイルですし、そこが自分の持ち味でもあり、課題でもあるって感じなんで、そこに対しては全然あのポジションでいいと思ってます」と語り、自身の持ち味を発揮できる場所だと主張している。
日本代表は9日に行われる最終戦で中国代表と対戦する。