CL準決勝ファーストレグのバイエルン戦に出場したメッシ(中央)[写真]=Getty Images
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が11日、翌日から千葉県内で行われる日本代表候補合宿スタートを前にメディア対応を実施。ヨーロッパ視察の成果、今回の代表候補合宿の意図、日本人選手の成長などについて語った。
日本人選手が世界で戦うために必要なものを問われ、指揮官の目の色が変わった。
「皆さんはバルセロナとバイエルンのチャンピオンズリーグ準決勝をご覧になりましたか? あれが世界のトップ・オブ・トップです。バルサとバイエルンのインテンシティ、タクティクス、戦う意識、スピードを見てください。日本のフットボールももっとアグレッシブに、そしてタクティクスを高めなければならない。日本人選手も能力はあります。でも、テクニックにスピードが加わらなければ難しい。ハイレベルなところではディティールが差を呼びます。でも、彼らが望めばできる。今回の合宿でもそういった部分に関してもメッセージを伝えていきたい」
3月の日本代表合宿に参加した国内組の中でも指揮官の求めるものを持ち帰り、「何人かの選手はそれをプレーに反映してくれている」と評価。「私は絶対に批判はしない」と前置きしながら、「とにかく選手たちを勇気づけたい」と意欲を見せた。