ヨルダン戦に先発出場したDF酒井高徳 [写真]=Getty Images
AFCアジアカップ オーストラリア2015のグループリーグ第3節が20日に行われ、グループDで日本代表はヨルダン代表と対戦し2-0で勝利した。試合後、シュトゥットガルト所属のDF酒井高徳が記者団の取材に応えている。
苦しい中でも2点差での勝利を収められたことについて、「(香川)真司くんの2点目がすごく大きかった」と、試合を決定づけたMF香川真司の得点がポイントだったと述べ、「勝ててよかった」と、勝利に安心した様子。
無失点で試合を終われたことについては「ミスが起きた時に周りがどれだけカバーできるかってところは、今大会すごくよくできている」と、大会を通じてチーム全体が守備に対する意識を持っていると語り、「それぞれがチームのためにしっかり働いたということが印象に残っています」と、付け加えている。
攻撃面に関しては「今日クロスを1本も上げていないんで、少し物足りなかった」と、自身のプレーに満足は出来ないが、コンビネーションの面では「最低限のことはできたかな」と、及第点は付けられたようだ。
続けて、自身がパスを受けられるシーンで、ボールが回ってこなかった場面でも「みんながいい選択をしているので、それはチームのために走っているって捉えているし、全く問題はない」と、不満は一切無いことを明言している。
右サイドを担うFW本田圭佑との連携については「僕的には(本田)圭佑くんをなるべく前で前でプレーさせたい」と、本田の良さを生かすことを第一に考え、「実際に圭佑くんが個人技で突破したり、パスを出したりっていう決定的な仕事を多くしていたので、自分は後ろにいた時にその辺は上手くサポ―トできていた」と、手応えを感じている。
お互いのコミュニケーションについては「喋っていないわけじゃない。圭佑くんもわざと戻らないわけで、わざわざ後ろに戻っていたら圭佑くんには『戻るな!』って言っている」と、本田が攻撃の起点になれるよう、前線に残るように指示していたことを明かした。
日本代表はグループDを首位で通過。23日に行われる準々決勝でUAE代表と対戦する。