17日の練習に参加した川島永嗣 [写真]=兼子愼一郎
アジアカップを戦う日本代表は17日、ブリスベンで練習を実施した。練習後、スタンダール・リエージュに所属するGK川島永嗣が記者団の取材に応えている。
グループリーグ2戦を終え、2連勝を飾った日本代表。イラク戦から一夜明け、試合を振り返った川島は「もちろん勝てたことはよかったと思います」と素直に勝利を喜び、「内容の部分もある程度、手応えをつかめている」と結果、内容ともに一定の評価が出来ると述べた。
ゴールキーパーとして最後尾からチームを見守る中で「今までと違ったような形でチャンスも作れている」と、攻撃陣の変化を感じているが「最後の部分が足りなかった」と決定力不足に言及。それでも「自分たちのポテンシャルを考えればまだまだやれる」と、チームにさらなる成長の可能性を感じている。
続けて、2戦連続完封中の守備陣については「集中力があり、守備意識もかなり高い」と、チーム全体として意識統一が出来ていることを述べた。一方で「1つのミスだったり、ポジショニングのミスだったり、そういう部分が命取りになる」と警鐘を鳴らし、「自分たち自身がどれだけ詰めてやれるかが1つのポイント」と、今後に向けて、さらに集中力や守備意識といった面を突き詰めていくと明言。
2試合を通じては、「まだまだ大会期間の中で自分たちが成長できるなと思う部分もある」と、満足はしていない。「(大会を続けるためにも)まず次の試合の結果が大事」だとして、ヨルダン戦でしっかりとグループ突破を決めることを誓っている。
日本代表は20日、グループD首位で最終節のヨルダン代表との対戦に臨む。