ブリスベンで練習を行った香川 [写真]=兼子愼一郎
アジアカップを戦う日本代表は14日、イラク代表戦に向けてブリスベンで練習を行った。練習後、ドルトムント所属のMF香川真司が記者団の取材に応えている。
サイド攻撃の練習を中心に行ったかとの質問に対し、香川は「ノーコメント」と口を閉ざした。普段から行っている反復練習が中心であったようだが、「この前の試合での課題を特に徹底してやりました」と、パレスチナ戦で浮かび上がった課題の修正に追われていた様子。
他国の試合も分析している模様で、13日に行われたオーストラリア代表については「やっぱり迫力あるチーム」と改めて評価。「彼らはホームだから勢いを感じますし、すごく強敵になると思います」と警戒したが、「まず次の試合に集中しなくてはいけないので。オーストラリア戦はまだ考えていないです」と、目先の試合に集中すべきだと主張している。
ニューカッスルとブリスベンの気候の違いについては「湿気がすごく高い」と率直に感想を述べた。「ブラジルでもこういう湿度の中で苦労した」と、昨夏のブラジル・ワールドカップでの経験を踏まえ、「しっかりと準備を徹底してやっていければいいんじゃないかと思います」と、コンディション調整を徹底すると語った。
運動量が求められる中盤でのプレーについては「走る距離は長いです」と前置きをしつつ、「サイドはサイドでサイドバックのフォローもしなくてはいけないですし、役割は違いますけど、特に大きな違いは感じていないです」と、現在のポジションへの適応に自信を覗かせている。
日本代表は、16日に行われるグループステージ第2戦で、前々回大会チャンピオンのイラクと対戦する。