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日本代表、満足なき大勝「今日は忘れるべき。みんな満足してない」

2015.01.13

パレスチナ代表戦に先発出場した日本代表の面々 [写真]=兼子愼一郎

 日本代表は12日、アジアカップの初戦を迎えた。大会初出場となるパレスチナ代表との一戦では、8分に遠藤保仁のミドルシュートで先制すると、25分に岡崎慎司、44分に本田圭佑、49分に吉田麻也が得点。4-0で勝利を収めた。

 前日会見では、ハビエル・アギーレ監督が、「立ち上がりから決勝のラスト1分という気持ちで、全てのボールに対して強くいかないといけない」と気合。10日に選手だけのミーティングを開き、アジアでの戦いの苛酷さを再確認していた。

 過去2大会では引き分けスタートだったが、用意周到で臨んだ今大会は、結果として快勝。前日に主将の長谷部誠が「最高の準備をして、そこでしっかりと結果を出して、勢いに乗りたい」と語っていた通りの好発進ぶりを見せた。

 指揮官曰く、「最も大事なゲーム」を乗り切った日本代表だが、一安心という様子ではない。アギーレ監督は、「現代のサッカーにおいて、4-0で勝利するのは珍しいこと。結果には喜ぶべき」と語っていたが、セリフとは裏腹に表情は険しいまま。「もちろん課題は残る」という言葉や、「我々に欠けていたのは、前半はスピードだったかもしれない。後半はミドルシュート」という改善点も口をつく。

 試合前々日の選手ミーティングで旗振り役だった長谷部も、「試合通して言えば、満足できるレベルのゲームではない。ロッカールームの雰囲気でも誰一人満足していない」と語った。16日にイラク代表戦、20日にヨルダン代表戦が迫っていることもあり、「まだこれからが本当の相手かなという気もする。もちろん勝てたことはよかったですけど、とにかく切り替えてやるのが一番大事」と引き締める。

 満足なき快勝となったが、勝利の道筋を作ったのは開始早々の遠藤の得点。本田が「1点目が入っていなかったら、結構苦労したかもしれない」と明かせば、岡崎も「ヤットさんのゴールがやっぱりチームとしては大きかった」と同調する。

 糸をひくような一発でチームを勢いづかせた当人は、大会出場18試合目で日本人選手単独トップに立った。2004年大会と前回大会の2度の優勝を知る唯一の選手は、「今日のゲームは忘れるべきだと思うし、みんな今日の試合だけで満足していない。次の試合に向けて日にちは少ないですけど、いいコンディションで臨めるようにやりたい」と語る。

 ピッチ上同様、羅針盤たるベテランの言葉からすると、日本代表の針路はズレてなさそうだ。

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