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アジア連覇狙う日本代表に初の休養「調整は順調、雰囲気も良い」

2015.01.06

6日に取材に応じた霜田氏

 アジアカップを控えてオーストラリアで合宿中の日本代表に6日、休養日が与えられた。

 日本代表は昨年12月29日に国内合宿をスタートさせ、3日に開催地のオーストラリアに到着。4、5日に2日連続で練習試合を実施するなど、国内合宿から休みなしで調整していた。

 6日は当初、午前中の練習が予定されていたが、5日のスタッフミーティングで初めての休養日に変更することを決定。日本サッカー協会の技術委員長を務める霜田正浩氏は、「29日から練習を続け、ここから先もなかなかオフを取る機会が少ない。どこでオフを挟むかは大事な問題で、スケジュールとともに決めるやり方もあるが、今回はいつオフにするかやりながら判断した」と明かす。

「頭と体をリフレッシュしなさいということが目的」と語る霜田氏。国内合宿でインフルエンザを発症して国内待機となっていた柴崎岳も6日にオーストラリアに到着し、体調不良を訴えていた豊田陽平も回復した。「2人が帰ってきましたし、順調に来ている。チームも非常に良い雰囲気できているので、初戦を思い切って戦ってもらって、しっかりと結果を出して欲しい」と語る。

 日本代表の初戦となるパレスチナ代表戦が12日に迫る中、コンディショニングも順調な模様。毎日選手からデータをとり、負荷を決めている。「23人はそれぞれ疲労度が違うので、(コンディションの)把握と合わせるのはメディカルスタッフとコンディショニングスタッフがいるので、抜かりなくやっている」と自信を示す。

 今後は、朝夕の気温差が激しいオーストラリアで午前練習が続く。「日中はかなり高温多湿になる。その状況に慣れておけば、夕方や夜の試合時間で温度が下がってくると、比較的動きやすくなる。そういうことを踏まえて練習時間も調節している」と計算済み。

「過去の戦ってきた大会を振り返っても、初戦と2戦目でしっかりと勝ち点を取ることが大事。そこに向けて、ピークを持って行きたい」

 日本代表は、大会最多となる4度の優勝を誇る。2000年と2004年に続く2度目の連覇に向けて、調整も最終段階に突入している。

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