2015.01.01

不言実行から有言実行へ…自らにプレッシャーをかけ“発信力”高める岡崎

岡崎慎司
元日に練習を行う日本代表FW岡崎慎司 [写真]=小林浩一

 アジアカップ(オーストラリア)が開催される2015年がついに幕を開けた。千葉県内で合宿中の日本代表は元日早々、午後から2時間のトレーニングを行った。この日は柴崎岳(鹿島アントラーズ)がインフルエンザのために欠席。日本代表は2日の夜便でオーストラリアへ出発することになっているが、柴崎は4〜5日頃まで都内ホテルで静養し、回復を待って遅れて現地入りするという。

 元日の練習開始に先立って、選手たちはピッチに登場するや否や、一列に並んで挨拶を始めた。キャプテン・長谷部誠(フランクフルト)が新年から駆け付けてくれたサポーターに「明けましておめでとうございます。今年も応援よろしくお願いします」と語りかけると拍手も起きた。

 そして2015年最初のトレーニングに突入。この日はフィジカル強化がメインで、ラストにはランニングも盛り込まれた。途中には10対2のボール回しやシュート練習なども組み込まれたが、前日のような戦術的な色合いはほとんどなかった。全体練習の後には、香川真司(ドルトムント)らが笑顔でフットバレーをこなすなど、和気あいあいとしたムードも漂った。そして終了後には、50人の子どもたちに選手たちが歩み寄ってサインや写真に応じた。少年たちにとっては、最高のお年玉だったのではないだろうか。

 ファンサービスで子どもたちと触れ合ったこともあり、岡崎慎司(マインツ)は自分の経験を若い世代に積極的に伝えていく必要性を改めて感じたという。

「自分の言葉だったり、戦う姿勢だったり、子どもたちの前へ行って話したりすることで、ワールドカップに出た経験を下の世代へ伝えていけると思います。自分はゴンさん(元日本代表FW中山雅史氏)を見て育ったけど、魂というか、気持ちを込めて戦うとか、毎日の練習や試合から全てを出すことをしっかりとやっていた。それは俊さん(横浜F・マリノス所属MF中村俊輔)とかも同じ。自分も先輩の姿を見て育ったから、それを下へつなげていきたいですね」と、岡崎は新年の抱負を口にした。

 本田圭佑(ミラン)や長友佑都(インテル)のように自分の目標を堂々と公言する同世代の仲間が多い中、岡崎はこれまで不言実行タイプの典型だった。「圭佑たちみたいな選手がいるから、逆に自分は不言実行でいようと思っていた」と本人も認める。しかしながら、2015年は控えめな自分という殻を破って、自ら積極的に発信する有言実行タイプになろうと考えていると言うのだ。

 岡崎は、「責任を持って強くなりたいし、伝える立場でもあると思うので、そういう発信をしていけたらいいですね。昨年まではどちらかというと言わずにやろうとしていたけど、今年は強い気持ちを持ってやるっていう意味でも、自分にプレッシャーをかけていきたいなと。もちろん、いきなり変わることはできないけど、ちょっとずつ変えていければいい。今年29歳で、30歳に向かっていく時なんで、責任を持ってやりたいなと思います」と、新たな自分を構築していくつもりだ。

 そのためにも、目前に迫ったアジアカップでは連覇の原動力になるのはもちろん、得点王やMVPといった目に見える成果を手にしたいところ。今年はスターダムにのし上がる岡崎をぜひ見たい。

文=元川悦子

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