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優勝経験者が語るアジア杯…福田氏「Jの追い風に」、宮本氏「日の丸燃やされたことも」

2014.11.22

トークショーを行った宮本氏 (左)と福田氏(右)

 東京のお台場で行われているAFCアジアカップ オーストラリア2015トロフィーツアーに際し、同会場でトークショーが開催。元日本代表FW福田正博氏と同DF宮本恒靖氏が登壇し、1月に開催を控えるアジアカップについて展望した。

 16時から行われた同イベント。直前に終了したJ1第32節の浦和レッズガンバ大阪が2-0でG大阪の勝利に終わり、浦和はホームで優勝を決められず。さらにはG大阪に勝ち点差「2」と迫られたこともあり、登場時にG大阪OBの宮本氏は少し明るく、浦和OBの福田氏は少しうつむき加減。MCに「何かありましたか?」と福田氏がいじられる場面も見られた。

 それぞれアジアカップを優勝した経験を持つ両氏。記憶に残っている大会としては、福田氏が1992年日本大会、宮本氏が2004年中国大会と、それぞれ優勝した大会を挙げた。福田氏は、「(1992年大会決勝で決勝点を決めた)高木(琢也)は同部屋だったけど、得点できず批判もされて悩んでいた」と決勝戦のサウジアラビア戦の映像を見ながら回顧。「結果を残すことができて良かった。Jリーグも翌年開幕で、サッカー界への追い風になれたと思います」と振り返った。

 宮本氏は、「大アウェーでした。石が飛んできたり、日の丸が燃やされたりと。だからチームになって戦うことができましたね」と、他国での大会の難しさ、国と国の戦いに言及。「短い大会をチームで戦うことができれば、成功体験となって、後々のためにもいい」と、自身の経験をもとに語った。

 本大会を前に、福田氏は、「注目はアギーレ監督の采配ですね。アジアのことをまだあまり知らないと思うので、どういう采配をするか…。優勝してほしいし、力を出し切ってほしいです」とエールを送ると、宮本氏も、「初戦を勝つとロッカールームや会場を後にしてからも明るくなる。メンタル面でも初戦は大きいですね」と、1月12日のグループリーグ初戦となるパレスチナ戦での日本の勝利を願った。

 アジアカップのトロフィーツアーは23日までお台場で開催。23日は展示以外にも、元日本代表同DF松木安太郎氏とMF福西崇史氏によるトークショーや、アジアカップの日本戦観戦ツアーチケットが当たる抽選会、フリースタイルフットボーラーの徳田耕太郎氏によるパフォーマンス、バブルサッカーの体験コーナーなどが行われている。

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