2014.10.07

4大会ぶりU-20W杯出場懸け…U-19日本代表の戦いが始まる

南野拓実
エースとして活躍が期待される南野 [写真]=Getty Images

 いよいよ来年ニュージーランドで開催される、U-20ワールドカップの出場権を懸けた、AFC U-19選手権が9日からミャンマーで開催される。

 U-19日本代表は2006年のインドで開催された同大会で準優勝した以降は、3大会連続で準々決勝で敗れ(ベスト4以上にU-20W杯出場権が与えられる)、世界の切符を逃してきた。これ以上、この不名誉な記録を伸ばさないためにも、鈴木政一監督率いるU-19日本代表は、重要な責務と共に、ミャンマーの地に乗り込む。

 今回はJクラブも『完全バックアップ体制』を取って、この大会に臨むことが出来る。2006年大会は、当時、鹿島アントラーズで不動のレギュラーだった内田篤人(現シャルケ)の招集が危ぶまれたが、インドの地で戦うことが出来た。しかし、2008年のサウジアラビア大会では、香川真司(ドルトムント)はグループリーグ3試合のみの参加となり、結果、準々決勝で韓国に敗れた。今回、最大の注目はこのチームの絶対的エースの南野拓実がフル招集されるかどうかだった。彼が所属するセレッソ大阪がJ1残留争いをしていることもあり、よりその不安は増大したが、結果的にC大阪は南野の招集を容認してくれた。

 他にも清水エスパルスで定位置を掴みつつあるDF三浦弦太、大分トリニータで活躍するMF松本昌也、出番を掴んでいるMF関根貴大(浦和レッズ)、金子翔太(清水)、FWオナイウ阿道(ジェフユナイテッド千葉)も選出。FW宮市剛(湘南ベルマーレ)、MF青木亮太(名古屋グランパス)、深井一希(コンサドーレ札幌)といった主軸候補がけがの影響で選外となったが、概ね鈴木監督が呼びたいメンバーを選ぶことが出来た。

 あとはこのメンバーで結果を出すのみ。グループリーグは中国、ベトナム、韓国という『死の組』に入った。初戦の中国は粗削りだが、パワーを持っており、押し切られると非常に危険。ベトナムも難敵だ。近年、育成年代がメキメキと力をつけてきており、9月のベトナム遠征ではU-19日本代表と戦い、いずれも日本が勝ったが、3-2、1-0と非常にきわどい試合だった。ミャンマーは同じ東南アジアであり、地の利はベトナムにあるだけに、一瞬たりとも油断が出来ない。

 第3戦の韓国はいわずもがな最大のライバルで、9月のAFC U-16選手権では、弟分であるU-16日本代表が準々決勝で0-2と敗れ、U-17W杯の出場権を逃している。出来れば韓国戦までに、決勝トーナメント進出をほぼ確実にしておきたい。この3試合で勢いに乗って、最重要な準々決勝で勝利し、世界の切符を掴むために。1試合こなす毎に成長していくことが重要だ。

「いろんな準備をしてあげて、選手たちが一番いい状況でピッチに立たせてあげたい。あとはゲームの流れをしっかりと私が把握して、戦術、選手交代で試合の流れを作れるように出来るかが一番のポイントだと思う。私は2年間ずっと彼らとやって、やるべきサッカーは理解してくれている」

 鈴木監督がこう語ったように、舞台は整った。あとはチーム一丸となって戦うのみ。実に3大会失い続けた世界の扉をこじ開けるべく、若き日本代表は重要な戦いに臨む。

文=安藤隆人

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