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U-19日本代表の青木が大宮とのTMで見せた輝き

2014.07.02

名古屋の青木亮太がドリブルで存在感を発揮【写真】=川端暁彦

 来年のU-20W杯を目指して活動中のU-19日本代表候補が6月30日から7月2日にかけて2泊3日の“実戦合宿”に入っている。7月1日には大宮アルディージャと、同2日にはFC東京と対戦。リーグ戦中断期間中とあってベストの陣容をそろえた相手にU-19代表がどこまで戦えるか注目された。

 大宮はFWズラタン、MF家長昭博を筆頭に日本代表候補DF今井智基らが並ぶ現時点でのベストオーダー。対してU-19代表はエース格のFW南野拓実(C大阪)が不参加となった上に、DF三浦弦太、MF金子翔太(共に清水)ら負傷離脱者が続出。鈴木政一監督は「本当はもう少しベストに近いメンバーを集められると思っていたのは確かだが、チーム力を上げるためには良いシミュレーションだと思っている」とコメント。「底上げ」を狙うために選んだ11人が先発のピッチに立った。

「大宮さんは意外と蹴ってくるチーム。(秋のアジア最終予選で同グループとなっている)中国や韓国との対戦を考えても良い経験になると思っていた」と鈴木監督はマッチメークの狙いを語る。その狙いどおりというわけでもないだろうが、開始9分にしてまさにそのロングボールから最終ラインが破られて、FW富山貴光にゴールを許す苦しい展開となった。その後も大宮に全体的に押し込まれる難しい時間が続いた。

 ただ、試合前に「サッカーは相手に20本のシュートを打たれて、自分たちが3本のシュートしか打てなくても勝つことのできるスポーツだ」と言い含められていた選手たちは、ここから粘りを見せる。やりたいサッカーができない中でどう戦うかは、まさにJ1クラブとの対戦を通じて学びたいことでもあった。

 苦しい試合の中で存在感を見せたのは左MFに入った青木亮太(名古屋)だ。「ドリブルの特長を持っている」(鈴木監督)テクニシャンは、「自分からアクションを起こせるようにしたかった」と語るとおりに、ボールを呼び込んでは仕掛けていく個性を出していく。「最初に呼ばれたころはみんなに合わせているばかりだった」と語るように、何のインパクトも残せていなかったが、この日は明らかに違った。

 本来前半のみの出場になるはずだったが、後半に登場したMF高木大輔(東京V)が開始早々に負傷したため、そこで再出場。相手がサブ組に切り替わっていたこともあって、そこからは随所に技巧を見せ付け、鋭いスルーパスも送ってチャンスを作った。守備への貢献など課題はあるものの、青木が“らしさ”を見せたことはこの試合の一つの収穫と言えそうだ。対戦した大宮の大熊清監督も「パッと見たとき、自然と目に入ってくる選手だよね」と青木を評価した上で、「ああいう“持ってるヤツ”が本気を出していくことが(予選突破のために)大事になる」と期待感を語った。

 結局試合は、後半にFKから失点した日本がCKから青木のゴールで1点を返したところで終了。1-2での敗戦となった。2日には休む間もなく、FC東京とも練習試合を実施する。

文=川端暁彦

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