日本サッカー協会(JFA)は25日、2014年ブラジル・ワールドカップに出場する日本代表の応援プロジェクト「夢を力に2014」の一環として、国立代々木競技場第一体育館で壮行会を開催した。
7000人を超えるサポーターが集まった同イベントでは、まず日本サッカー協会の大仁邦彌会長が挨拶を述べると、安倍晋三総理大臣からも激励のメッセージが寄せられ、紹介された。
日本代表選手たちの登場の前には、同じく日本を代表してワールドカップに出場する審判団の西村雄一レフェリーと相樂亨、名木利幸アシスタントレフェリーが登場し、意気込みを語った。
また、「夢を力に2014」プロジェクトのアンバサダーである俳優の勝村政信さん、教育学者の齋藤孝さん、宇宙飛行士の山崎直子さん、元日本代表の城彰二さん、福田正博さん、福西崇史さんが登場し、キリンスマイルフィールドや「みんなで応援しよう!」プログラムの一環である地方自治体との取り組みを紹介した。
いよいよ選手の背番号発表の段となると、プロジェクトマッピングを使用し、会場全体に歴代の各背番号を着用した日本代表選手たちの映像とともに、1人ずつブラジル・ワールドカップに出場する選手たちの背番号が発表された。
選手がエスコートキッズとともに登場し、アルベルト・ザッケローニ監督や主将の長谷部誠が挨拶を行う。さらには日本サッカー協会公認のサッカー日本代表公式応援ソング/「夢を力に2014」テーマソングである「勝利の笑みを 君と」を歌うウカスカジー(桜井和寿、GAKU-MCのユニット)が登場し、同曲を披露した。
選手たちは最後、客席中央のステージに移動し、円陣を組むと、7000人超のサポーターとともに気合いの掛け声。しかし、1回目は呼吸が合わず失敗に終わり、客席が笑いに包まれるシーンもあった。2回目はきっちりと「いくぞー!オー!!」と気合いを込めた。
円陣を組み終わると、選手たちは全員観客席の外周を回り、サポーターとハイタッチをしてめぐり、壮行会を終えた。
日本代表は今後、27日にキプロス代表と「キリンチャレンジカップ2014」で対戦し、その後渡米。アメリカで直前合宿に入り、6月2日にコスタリカ代表、6日にザンビア代表と親善試合を行う。ブラジル・ワールドカップでは14日に初戦のコートジボワール戦を迎える。