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父の遺書を語る大久保「あのメッセージがなければ反抗してただけで代表に選ばれてなかった」

2014.05.20

父の遺書は「見てない」と明かした大久保嘉人。「あれは苦しい時に見ようかなって。今は苦しくないから別に見る必要がない」と続けた [写真]=兼子愼一郎

 5月12日、父、克博さんの一周忌に「日本代表になれ 空の上から見とうぞ」という遺言に応えるように、“大逆転招集”を受けた大久保嘉人だが、今はほとんど父からの遺書は見直していないという。

「遺書は見てない。あれは苦しい時に見ようかなって。今は苦しくないから別に見る必要がない」

 ただし、闘病生活の中、父が震える手で書き残してくれた最後のメッセージの影響力が強いのは間違いないようで、「意識は相当変わった」と発言。「お父さんが亡くなったから、というのはある。じゃなければ、俺、反抗してただけで代表に選ばれてなかったかもしれない」、「目標が、絶対に代表に入りたいって気持ちができたし、プレーの一つひとつの大切さだったり、ハンパなく考えるようになったんで。常に自分にプレッシャーをかけてやってきた」とも語った。

 父、克博さんの遺書を軸にこれまでのキャリアをめぐり、ワールドカップへの思いを明かした自伝『情熱を貫く 亡き父との、不屈のサッカー人生』については、「反響はいいっすよ。結構みんな読んでくれて、みんな泣いたって。どんどん売れてほしいです」とコメントした。

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