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代表選出の権田修一、GKからの発表に「とにかく『ご』と言ってくれ」

2014.05.12

W杯日本代表に選出されたFC東京の権田修一(右)[写真]=Getty Images

 日本代表を率いるアルベルト・ザッケローニ監督は12日、ブラジル・ワールドカップに臨む代表メンバー23名を発表した。

 FC東京からは、GK権田修一とDF森重真人が選出。権田は、記者団の取材に応じ、以下のようにコメントしている。


「すべてのサッカー選手の夢であるW杯メンバーに選ばれたことをうれしく思うと同時に、責任を強く感じています。自分の持てる力をすべて、日本のために出し尽くしたいと思います」

「今日の発表では、原専務理事とザッケローニ監督のあいさつが少し長く、まずそこですごく緊張しました。ドキドキしながらも、GKからの発表だったので、『とにかく「ご」と言ってくれ!』という気持ちでした。ただ、チームメイトがすぐおめでとうと言ってくれて、それで実感が湧いたし、素直にうれしかった。ここまで代表で多くの時間を一緒に過ごしてきた高橋秀人選手からも『おめでとう。代表チームをよろしくね』と言ってもらえて。喜びとともに責任感が強くなりました」

「また、FC東京のアカデミー出身として初めて選出されたことも誇り。それはずっと熱心に携わってもらった育成スタッフや、応援してきてくださったみなさんのおかげだと思っています」

「どのチームであっても選手全員、今回のメンバーに選ばれたいと思ってきただろうし、それは世界のどこであっても同じはず。おそらく世界中の選手が『選ばれたい』と思うなかで、みんなの思いを背負う責任感もあるし、W杯はサッカーを本当に愛して、サッカーを一番に考えてきた世界中のトップオブトップが集まる大会だと思います。だからこそ自分にも、今まで以上にサッカーを愛して、よりしっかりと取り組んでいく真摯な姿勢が必要。成長していくための絶対条件でもあると思っています」

「ロンドン五輪(2012年出場)では、最初に『全試合を戦い抜く』という目標を立て、結果的に3位決定戦にまわってしまったので、今回のW杯では『全試合を勝ち抜く』という心づもりで臨みます」

「ザッケローニ監督のもとでは、自分は公式戦出場は1試合しかなく、第3GKだという印象があるかもしれません。それでも大会では、常に試合に出場する準備を続けていきます。その日のメンバーが発表されるまでは、試合に出るための競争に加わっていく。その結果としてサブであったりメンバーから外れれば、そのときにチームのためにできることを考えたい。これまでもずっとそのスタンスで臨んできましたし、23人全員がその準備をしていくことがチームの一体感につながるし、勝ち上がるために必要なことだと思っています」


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