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今季ブンデス日本人選手まとめ…岡崎が大活躍、不調・負傷に悩む選手も

2014.05.11

今季のブンデスでプレーした長谷部、清武、酒井宏、細貝、岡崎、内田、酒井高、乾(左から) [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第34節が10日に行われ、今シーズンのリーグ戦全日程が終了した。

 多くの日本人選手がプレーするブンデスリーガでは、マインツ所属のFW岡崎慎司の活躍が目立った。シュトゥットガルトからトーマス・トゥヘル監督の希望もあり、マインツへ移籍した岡崎は、開幕戦でいきなりのゴール。やや得点から遠ざかるものの、第10節のブラウンシュヴァイク戦で2得点を挙げると、その後はコンスタントに得点し、リーグ戦最後の4試合でも4得点の固め打ちを見せ、ドルトムント所属当時のMF香川真司が記録していた欧州主要リーグ日本人最多得点記録の13得点を超える、15得点をマーク。得点ランキングでは7位タイで、マインツも見事に来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得した。

 今シーズンからアウクスブルク時代の恩師であるヨス・ルフカイ監督率いるヘルタ・ベルリンに加入したMF細貝萌はリーグ戦33試合に出場。ボランチで定位置をつかむ一方、スクランブル時にはセンターバックを務める新境地を切り開いた。

 指導者の信頼を得た岡崎や細貝といった選手がいる中、故障や不調のシーズンを送った選手も多数いた。

 シャルケ所属の内田篤人は、右太ももを痛めて第21節から出場機会はなし。シャルケ移籍後最低のシーズン17試合の出場にとどまった。一方で、練習には現在復帰しており、ブラジル・ワールドカップへは負傷よりも試合勘が気になるところだ。

 17位で2部降格となったニュルンベルクは、MF清武弘嗣が33試合に出場し、3得点8アシストを記録したが、途中交代も多く、最終節ではベンチ入りしたものの、出場機会がなく、初の欠場となった。また、開幕後にヴォルフスブルクから加入したMF長谷部誠は、2014年に入ってからひざを負傷し、2度の手術を行った。最終節に復帰を果たしている。

 フランクフルト所属のMF乾貴士は、序盤戦こそ出場機会があったが、出番を徐々に減らすと、第26節以降は出場機会なし。リーグ戦14試合出場(先発10試合)にとどまった。

 ハノーファー所属のDF酒井宏樹は第11節にドイツ初ゴールを記録。中盤戦で出番を失う機会もあったが、26試合に出場した。在籍3シーズン目となったシュトゥットガルトのDF酒井高徳はリーグ戦28試合(先発26試合)に出場している。

■2013-14シーズン、ブンデスリーガ日本人成績

内田篤人(シャルケ/3位)
17試合出場(先発17試合)、1521分プレー/0得点/3アシスト

岡崎慎司(マインツ/7位)
33試合出場(先発31試合)、2716分プレー/15得点/1アシスト

酒井宏樹(ハノーファー/10位)
26試合出場(先発26試合)、2264分プレー/1得点/0アシスト

細貝萌(ヘルタ・ベルリン/11位)
33試合出場(先発33試合)、2881分プレー/0得点/1アシスト

乾貴士(フランクフルト/13位)
14試合出場(先発10試合)、834分プレー/0得点/0アシスト

酒井高徳(シュトゥットガルト/15位)
28試合出場(先発26試合)、2333分プレー/0得点/2アシスト

清武弘嗣(ニュルンベルク/17位)
33試合出場(先発32試合)、2613分プレー/3得点/8アシスト

長谷部誠(ニュルンベルク/17位)
15試合出場(先発14試合)、1266分プレー/0得点/1アシスト

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