ハンブルガーSV戦に出場した岡崎 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第34節が10日に行われ、日本代表FW岡崎慎司の所属するマインツとハンブルガーSVが対戦。岡崎は先発出場した。
シーズン最終節を迎え、勝てば自力でヨーロッパリーグ出場権を手にできる7位を確保するマインツ。一方のハンブルガーSVは2部3位との昇降格プレーオフとなる16位に位置するが、自動降格圏の17位ニュルンベルクとは勝ち点1差。ブンデスリーガ創設以降、唯一2部降格の無い名門クラブは残留のため必勝を期す。
試合は開始7分にマインツが先制する。右サイドからのクロスをゴール前で相手DFが胸でGKに預けようとしたボールを、エルキン・ソトがさらって押し込んだ。ハンブルガーSVも12分、スローインからの左サイドからのグラウンダーのクロスをラファエル・ファン・デル・ファールトがシュート。GKが弾いたところをピエール・ミシェル・ラソッガが頭で押し込み、同点とする。
気迫を見せるハンブルガーSVは27分、FKからマイケル・マンシエンが合わせるがマインツGKロリス・カリウスがファインセーブ。前半は1-1の同点で折り返す。
61分、ハンブルガーSVは右サイドからのクロスにハカン・チャルハノールがヘディングで合わせたが、わずかにゴール右へ外れる。迎えた65分、マインツは左サイドのク・ジャチョルからクロスを受けたユーネス・マーリが決め、勝ち越しに成功する。
82分にはマーリのスルーパスをペナルティエリア内右で受けた岡崎が、DF2人の間を中央への切り返しで抜け、シュートを決めてマインツが3点目を獲得。直後にハンブルガーも左サイドからのクロスからイヴォ・イリチェヴィッチが決め、すぐさま1点を返したが、反撃はここまで。マインツが3-2で勝利した。
勝利したマインツは白星で今シーズンを終え、来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得。ハンブルガーSVも、下位2チームがともに敗れたため16位でシーズンを終え、2部3位とのプレーオフで1部残留を懸けることとなった。
なお、フル出場した岡崎は今シーズン、欧州主要リーグの日本人最多得点記録を更新する15得点を決めてシーズンを終えている。
【得点者】
1-0 7分 ソト(マインツ)
1-1 12分 ラソッガ(ハンブルガーSV)
2-1 65分 マーリ(マインツ)
3-1 82分 岡崎慎司(マインツ)
3-2 84分 イリチェヴィッチ(ハンブルガーSV)