2013.10.24

GL首位突破狙うU-17日本代表…3戦目注目は『アジア突破の立役者』林瑞輝

登録メンバー全選手で戦うU-17日本代表 [写真]=FIFA via Getty Images

 3人選ばれたGKの中で、林瑞輝(G大阪ユース)は唯一、アジア最終予選を経験している。

 思い起こせば1年前。イランで行われたAFCU-16選手権。今大会の切符が懸った準々決勝のシリア戦で、ゴールマウスを任された。そして、0-0で迎えた後半、味方のハンドでシリアにPKを献上してしまう。この絶体絶命ピンチを救ったのが林だった。

 相手のキックを完全に読み切って、横っ飛びセーブ。このビッグプレーで流れは変わり、攻撃陣が2点を先に奪って、結果的に2-1で勝利することができた。グループリーグ第3戦目の北朝鮮戦でもPKを止めており、要所でのビッグプレーは、チームに勢いをもたらした。

 しかし、殊勲者は今大会、2試合続けてベンチで試合を見つめることとなった。初戦では白岡ティモシィが、第二戦は阿部航斗がピッチに立った。当然悔しい気持ちはあっただろう。だが、彼は悔しさを抱えながらも、冷静にこの状況を受け入れていた。

「最終予選でもこのような状況で試合に出させてもらっているので、自分としてはいい流れで来ていると思っています」。

 AFC U-16選手権でも、グループリーグの第三戦でスタメン起用された。その経験と、何より吉武博文監督の考え方をよく理解しているからこそ、彼は自分の出番が来るまで、冷静にモチベーションを高めることに集中できている。

「吉武監督と2人で話す機会も多くて、自分がどういう状況にあるかをしっかりと聞けているので、心配することなく、いい準備ができています。自分が実力的に出られていないのではなく、各自の特徴を生かすべく選んでいると言われているし、そこは理解している。僕が3戦目に合わせてきたのも、監督の中の理由がありますから」。

 チームの一員として、ゴールマウスを託された試合は、自分の特徴を目一杯出して、勝利に貢献する。

「勝負強さが自分の持ち味。気持ちを前面に出したプレーを出したい」。

 準備は万端だ。アジア突破の立役者が、意地とプライド、そしてチームへの熱い思いを表現するときが来た。彼は決して第3GKなんかじゃない。守護神3本柱の一角として、今日、世界のピッチに立つ。

文●安藤隆人

Jリーグ順位表

川崎F
69pt
サンフレッチェ広島
57pt
鹿島アントラーズ
56pt
Jリーグ順位をもっと見る
松本
77pt
大分
76pt
横浜FC
76pt
Jリーグ順位をもっと見る
琉球
66pt
鹿児島
57pt
鳥取
53pt
Jリーグ順位をもっと見る