2012.09.11

イラク代表のジーコ監督「日本サポーターからのコールには感謝し、嬉しい」

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試合前に笑顔を見せるジーコ監督

 日本代表は11日、ブラジル・ワールドカップアジア最終予選でイラク代表と激突し、前田遼一の得点により、1-0で勝利した。

 試合後にイラク代表のジーコ監督は、以下のように語った。

「まずは日本の勝利を称賛したい。我々にとっては難しい試合だった。それでも選手たちは努力してチャンスを作り出したが、残念ながら得点に結びつけること ができなかった。失点シーンは凡ミスでやられてしまった。警戒していたプレーの1つはサイドからのスローインだったが、あのときは選手たちが別のプレーを 警戒してしまった。ただ、選手たちに満足している」

「私はリスクを負って、一度も一緒にプレーしたことのない選手を、初めて公式戦のピッチに送り出した。中でも何人かの若手をA代表にデビューさせた。ベー スは五輪代表だが、実際は五輪本大会に進めなかったチーム。それで彼らをこういった大きな舞台で試さなければ連れてきた意味がない。彼らはイラクの将来を 担う選手たちなので、このテストはポジティブな結果だったと思う。ただ、日本は更に上を行くチームワークで選手同士が慣れているし、ヨーロッパでの経験も 豊富にある。戦術的にも優れていた。そういったところで日本に負けてしまった。また、こういった若手をこのような公式戦でしか試せない、親善試合で試せな いというイラクの残念な状況もある」

リスクを負って若手を送り出したといったが、これからも彼らを起用していくのか?
「このチームをベースに戦って行きたい。これまで出場してきた選手はコンディションが悪く、万全の状態で出せなかった。後半途中から3人を出したが、これ が限界。所属チームのない選手が多く、オマーン戦と同じスタメンなら大量失点していた。日本のスピードに対応するために若い選手を多く起用した。今日スタ メンで出した選手は27日から一緒に練習してきた。後半から投入した選手たちは現在プレシーズンでコンディションが良くわからなかった。これからシーズン が始まり彼らのコンディションが上がっていけば、またスタメンで起用するだろう」

前半20分ぐらいまではイラクが押していたように見えたが、流れを変えたのは失点か?
「日本の選手のほうがチームに馴染んでいるし、個々の選手がヨーロッパでプレーしており、その経験がこういった場面で効いてくる。日本は間違いなくグルー プ1位の最有力候補。ただ我々は日本の一番得意なパターンを抑えたという自負もある。日本の一番得意とするプレーはセットプレー。そういったところでやら れなかったし、遠藤(保仁)、本田(圭佑)には良いシュートを打たせず我々の役目を果たせた。それに加え、6万人の熱狂的なサポーターが後押ししてくれる のは大きい。これは日本のサポーターの素晴らしいところ。私も昔はそれを経験した。イラクは地元のサポートを受けられないという事情もある」

日本代表を退任する時フィジカルの問題を挙げていたが、それは改善されているか?
「あの時のフィジカルの意味合いは、コンディションではなく、選手の体の構造、けがをしない体という点で言った。現在は多くの選手がヨーロッパで問題なく プレーしている。激しい練習に耐えながら現地の食事療法に適応して本当に良い体づくりができている。長友(佑都)は90分走り回ったが、もう90分走れと いっても走るだろう。それだけ良い体づくりができている。私が監督時には4年間のうち、代表選手の7度の骨折があった。けがで選手を欠くのは監督にとって 痛いことだった」

試合の最後に日本のサポーターからジーココールが起こっていましたが?
「(アルベルト)ザッケローニ監督とは古くからの友人。ちょっと握手を忘れたからといって問題ではないし、すぐに選手に話したがっていたし、そのあとイン タビューに行ってしまったので。会見の前に一言二言話したので問題ない。コールは気づかなかったが感謝しているし嬉しく思う。日本での15年間が無駄では ないと感じている。ザッケローニ監督にはグッドラックと言いたい」

[写真]=足立雅史

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