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WEリーグ参入の広島女子プロ、5選手の獲得を発表…2011年W杯優勝の近賀ゆかりら

2020.12.25

サンフレッチェ広島女子プロに近賀ゆかりらが加入(写真は2020年3月) [写真]=Getty Images

 サンフレッチェ広島の女子プロチームは25日、2021シーズンよりMF近賀ゆかり、MF中嶋淑乃、FW増矢理花、FW島袋奈美恵、GK木稲瑠那が加入することを発表した。

 近賀と中嶋はオルカ鴨川FCから、増矢と島袋はINAC神戸レオネッサから、木稲はジェフユナイテッド市原・千葉レディースから、完全移籍で広島に加入する。

 なお、広島は2021年秋からスタートする女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)への参入が決まっており、初代監督にはベガルタ仙台や広島などでトップチームのコーチを務めた中村伸氏が就任する。

 近賀は神奈川県出身の現在36歳。日テレ・ベレーザやINAC神戸、アーセナル・レディース(イングランド)、メルボルン・シティ(オーストラリア)などにも所属してきた。同選手はアンダー世代から日本女子代表で活躍し、2004年から2016年にかけては女子A代表“なでしこジャパン”でもプレー。100キャップと5得点を記録し、2011年のFIFA女子ワールドカップ優勝や2012年のロンドンオリンピック銀メダル、2015年のFIFA女子W杯準優勝などを経験した。

 中嶋は熊本県出身の現在21歳で、東海大学付属熊本星翔高等学校からオルカ鴨川FCに加入した。

 増矢は徳島県出身の現在25歳で、JFAアカデミー福島の3期生。U-17日本女子代表や日本女子代表の招集歴をもち、国際Aマッチでは27試合の出場で6得点を記録している。

 島袋は群馬県出身の現在22歳で、前橋育英高校からINAC神戸に加入。2016年にはU-18日本女子代表候補にも選ばれたことがある。

 木稲は福岡県出身の現在20歳。藤枝順心高校サッカー部から千葉レディースに加入した。2018年にはU-18日本女子代表候補トレーニングキャンプに参加した経験を持つ。

 近賀は発表に際し、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

サンフレッチェ広島に関わるすべての皆さま、初めまして、近賀ゆかりです。サンフレッチェ広島という伝統あるクラブに女子チームが加わる素晴らしい年に、チームの一員になることができて、幸せな気持ちと共にワクワクする気持ちでいっぱいです」

「ベレーザ、INAC、オルカと、なでしこリーグで学んだすべてのことを感謝の気持ちに変えて、集大成として活躍する姿をお見せできるよう頑張ります。サンフレッチェファミリーの皆さん、広島の皆さんに『女子サッカーって面白い!応援したい!』と思ってもらえるよう全力を尽くしていきますので、よろしくお願いします!」

By サッカーキング編集部

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