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カナダのケネス監督、敗れたなでしこ戦は「ウェイクアップコールだった」

2019.10.06

カナダ女子代表と日本女子代表が対戦した [写真]=金田慎平

 日本女子代表(なでしこジャパン)とカナダ女子代表が6日、国際親善試合で対戦し4-0で勝利した。

 カナダのケネス・ハイナメラー監督は、「日本のパフォーマンスを称えたい。強敵とはわかっていたが、立ち上がりでの失点で、出だしがよくなかった。アグレッシブに守備でもいいパフォーマンスを発揮していたし、スキルも発揮していた。少しスキを与えてしまい、攻め込まれた。結果にはガッカリしているが、日本の素晴らしいパフォーマンスを称えたい」と試合を振り返った。

 続いて、後半にフォーメーションを変えた意図を問われた同監督は、「システム変更は試合中、戦術的にするし、相手の出来や我々のコンディションで変えることがある。今日はアグレッシブに守備をしたいから変えた。ただ、日本にスペースを与えてしまい、それが相手にとって効果的だった」と応じた。

 女子ワールドカップを終え、東京オリンピックへ向けた強化として、成果と目的については次のようにコメントしている。

「今日の試合は、練習してきたが、十分なパフォーマンス、カナダらしさを出しきれなかった。また五輪で戻ってきたいと考えているが、今回はまさにウェイクアップコールだった。エシックスもそうだし、戦術ももっと強化しないといけない。このタイミングでウェイクアップコールをもらったことはありがたかった。東京五輪に出場するチームであり、その日本と対戦できたことはよかった」

「カナダらしさとはマインドのこと。ハードワークしないと結果を得られないということがカナダらしさだ。今回はそこを十分に示せなかった」と反省を口にしている。そして、キャプテンを務めるクリスティーヌ・シンクレアについては「彼女はどのポジションでも素晴らしいパフォーマンスをしてくれるが、今回はトップ下として、チャンスを作ってもらおうと思っていた。トップに入っても右FWでも活躍できる。彼女は頭のいい、インテリジェントのある選手。どのポジションでも活躍してくれると思っている」と語っている。

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