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なでしこ佐々木監督、“因縁”の北朝鮮戦がラストマッチか「そういう時期は来る」

2016.03.08

7日のベトナム戦を指揮した佐々木則夫監督 [写真]=Getty Images

 日本サッカー協会(JFA)の大仁邦彌会長は7日、なでしこジャパン(日本女子代表)が4大会ぶりに五輪出場を逃したことを受け、佐々木則夫監督が退任することを示唆。これを受けて翌8日、佐々木監督本人がコメントした。

 なでしこは7日に行われたリオデジャネイロ・オリンピック 女子サッカー アジア最終予選ベトナム女子代表戦を6-1で制し、今大会初勝利を収めた。しかし、同試合前に行われた中国女子代表対韓国女子代表の試合で中国が勝利したため、なでしこの予選敗退が決定。五輪出場を逃したことを受け、大仁会長は「新体制がスタートするので、その中でどういう風にするか」と体制が変わることを示唆していた。

 9日に同予選最終戦で北朝鮮女子代表と対戦するなでしこ。佐々木監督は「良いトレーニングをすることができた。コンディションを踏まえて、勝つための準備をする。“とにかく勝つ”ということをスタートに準備をしていく。消化試合ではあるが、1試合ずつ戦う意味を噛みしめてやっている」と、勝利への強い思いを口にした。

 対戦相手の北朝鮮については「自分が就任したスタートの大会(東アジア女子サッカー選手権2008)で、北朝鮮を相手にすごい逆転で勝った。そこから始まったんです。常に学ぶことがある相手だと思う」と、就任初戦となった2008年の東アジアカップ北朝鮮戦を回想し、因縁のある相手だと語った。

 仮に同予選で退任となれば、なでしこジャパンの監督としての最終戦になる試合。「この仕事をしていれば、そういう時期が来るのかもしれないなとは思います」と、去就についての明言は避けた。

 現在57歳の佐々木監督は、2008年になでしこジャパンの指揮官に就任すると、同年の北京五輪で日本史上初の4強入りに貢献。2011年の女子ワールドカップ・ドイツ大会では初優勝を果たした。その後も2012年のロンドン五輪で銀メダルを獲得すると、2015年夏に行われた女子W杯カナダ大会では連覇を果たせなかったものの、チームを2大会連続の決勝に導いた。また、2011年にはFIFAバロンドール女子最優秀監督賞とAFC最優秀監督賞を受賞していた。

By サッカーキング編集部

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