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リオの切符逃したなでしこ佐々木監督「東京五輪を目指して今日の試合がスタート」

2016.03.07

リオ五輪出場を逃したなでしこジャパンの佐々木監督 [写真]=Getty Images

 リオデジャネイロ・オリンピック 女子サッカー アジア最終予選の第4節が7日に行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)はベトナム女子代表に6-1で勝利を収めた。しかし、同試合に先んじて行われた中国女子代表対韓国女子代表の試合で、中国が勝利を収めたため、日本は4大会ぶりに五輪出場を逃した。

 予選敗退が決まった中で、初勝利を収めたなでしこジャパン。試合を振り返った佐々木則夫監督は、「今日はみんなよく気落ちしないでやってくれた。リオの切符がダメだったということでしたが、そういう気持ちも払拭してよくやってくれたと思います」と選手たちへ労いの言葉をおくった。

 チームは試合前に五輪出場の可能性が潰えるという難しい状況でこの試合に臨んだ。試合前にも敗退したことについて言及したというが、「それとはまた別で、(今回の最終予選は)日本で開催し、まだあと2試合あるということで、しっかりとなでしこらしさを持ってやるという誓の下にピッチに立ってやってくれました」と選手たちは気持ちを切らすことなく、目の前の試合に勝つことに専念したことが勝因だと述べた。

 2000年のシドニー五輪以来の予選敗退となったが、今予選については「初戦で勝利することができなくて、波に乗れなかった。2戦目も勝てない相手ではないんですけど、自分たちの風が吹いてこなくて、難しい予選になった」と語り、オーストラリア戦での黒星がチームの流れを悪くしてしまったと明かした。

 それでも、佐々木監督は「反省して北朝鮮戦に向かっていくだけ」と次戦に目を向ける。初勝利を掴んだことでチームは前を向いていて「ある意味、今日結果が出て、次の(東京)五輪を目指して今日の試合がスタートするんだという思いでやってくれた」と、この試合が4年後の東京五輪でメダルを手にするための再スタートであるとした。

 最後にファン・サポーターには「本当に(予選を)勝てなかったのは僕のせいなので、みなさんに申し訳ない」と謝罪しつつ「(選手たちは)それを気にせず一生懸命やってくれた」と選手を擁護した。

 なでしこジャパンは9日の最終戦で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)女子代表と対戦する。

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