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W杯の悔しさ胸にリオ五輪出場へ意気込む宮間「また団結して戦いたい」

2016.02.25

カナダW杯に出場したなでしこMF宮間あや [写真]=FIFA via Getty Images

 なでしこジャパンのMF宮間あやが、FIFA(国際サッカー連盟)の公式サイト『FIFA.com』のインタビューに応じた。

 2015年、宮間は6月から7月にかけて行われたFIFA女子ワールドカップ・カナダ2015で、キャプテンとしてチームをけん引。決勝でアメリカ女子代表に敗れて連覇を逃したものの、準優勝に大きく貢献した。その活躍から、史上初の3度目となるAFC女子年間最優秀選手賞を受賞。さらに、FIFAの女子最優秀選手賞の最終候補3名に入り、FIFPro女子ワールドベストイレブンにも選出された。

 世界の女子ベスト3に選ばれたことを喜ぶ同選手だが、「他の国々が日本を世界的な強豪国として見ていることに満足しています。個人への注目よりも。はるかに重要なことです」と、自身のこと以上に、なでしこの認識が向上したことを喜んだ。

 現在31歳の宮間は、2001年から岡山湯郷Belleでプレー。2009年にはWPS(アメリカ女子プロサッカー)のロサンゼルス・ソルに移籍し、セントルイス・アスレティカ、アトランタ・ビートを経て、2010年に岡山湯郷に復帰した。

「アメリカ時代もっとも良かったことは、新しい文化を経験できたこと。もちろん英語を学べたこともです」と振り返る同選手は、在米時代にアメリカ女子代表のGKホープ・ソロ、元同代表FWのアビー・ワンバック氏らと交流を深めた。なかでも、ロサンゼルス・ソルでともにプレーしたブラジル女子代表FWマルタについては「また一緒にプレーしたいです」と語った。

 今月29日からはリオデジャネイロ・オリンピック 女子サッカー アジア最終予選が始まる。25日に発表されたメンバーにも入った同選手は「W杯では全く私たちのサッカーができませんでした。五輪予選では、また団結して戦っていきたいです。日本での女子サッカー人気を維持するには、リオ五輪の出場権を獲得し、本大会でいいプレーをすることが必要です」と日本女子サッカー界を見据えつつ、意気込みを語った。

 慈善活動にも力を注ぐ宮間は、2014 AFC女子アジアカップでMVPに選ばれて得た賞金1万ドル(約112万円)をチャリティーに寄付していた。「サッカー選手として、いつも社会に貢献できるよう務めています。夢を追う子どもたちを、可能な限りサポートしていきたいです」とコメント。現役引退後について問われると、「スポーツの普及に貢献し、少女や若い女性にサッカーをする面白さを伝えていきたいです」と夢を語った。

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