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なでしこ、米とロンドン五輪決勝以来の対戦はドロー…宮間が強烈FK弾

2014.03.05

アメリカ戦でシュートを放つ大野忍 [写真]=Getty Images

 ポルトガルで開催されている女子の国際サッカー大会「アルガルベカップ」第1戦が5日に行われ、なでしこジャパンとアメリカ女子代表が対戦した。

 ロンドン・オリンピック決勝(2-1でアメリカ勝利)以来の対戦となった両チーム。なでしこジャパンは、澤穂希や川澄奈穂美、大儀見優季らが先発。アメリカはエースのアビー・ワンバックがベンチスタートとなった。

 開始2分、アメリカは右サイドの高い位置でボールを奪うと、カーリ・ロイドのクロスをシドニー・ルルーがシュートし、ミーガン・ラピノーに当たって流れたボールをロイドが押し込んだが、オフサイドでノーゴールとなった。11分には右サイドのクロスをルルーがダイレクトボレーで合わせたが、ここは先発起用となったGK山根恵里奈がパンチングで防いだ。

 強い風が吹く中、風上に立ったなでしこジャパンは、18分に敵陣センターサークル内で得たFKを宮間あやが直接狙ったが、GKホープ・ソロがキャッチ。アメリカは両サイドを大きく使った展開で押し込み、なでしこジャパンゴールに迫るが、守備陣が何とかこらえ、前半はスコアレスで折り返す。

 後半に入り59分、シュートをキャッチしたGK山根がスローで熊谷紗希に渡し、リターンを受け取ると、キックしたところに走り込んだルルーがつめて足に当て、ボールが無人のゴールに吸い込まれ、アメリカに先制点が入る。

 63分になでしこジャパンは、宮間の浮き球のスルーパスに大野忍が抜け、ミドルシュートで鮮やかにネットを揺らしたが、オフサイドで同点弾とはならず。71分にアメリカは裏へ抜けたルルーがGKと1対1になるが、シュートはGK山根が左足に当て、追加点は許さなかった。直後にはルルーがゴール正面やや左、ペナルティエリアの外からミドルシュートで狙うが、左ポストを直撃した。

 なでしこジャパンは後半途中から岩渕真奈、木龍七瀬、高瀬愛実、宇津木瑠美といった選手を次々と投入。迎えた82分、なでしこジャパンはゴール正面やや左遠い位置でFKを獲得すると宮間が、GKソロの手を弾く強烈なシュートを直接決めて同点とする。その後、両チームが得点を挙げることはなく、試合は1-1の引き分けに終わった。

 7日に行われる第2戦で、なでしこジャパンはデンマークと対戦する。

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