東京ヴェルディは24日、MF加藤弘堅のAC長野パルセイロ移籍を発表 [写真]=兼子愼一郎
東京ヴェルディは24日、同クラブに所属するMF加藤弘堅がAC長野パルセイロへと完全移籍することを発表した。
1989年4月3日生まれの加藤は現在34歳。2008年に市立船橋高校から京都サンガF.C.に入団すると、その後はカターレ富山とザスパクサツ群馬、ギラヴァンツ北九州を経て、2021年に東京ヴェルディに加入した。初年度から、守備能力とビルドアップ能力の高さを買われて本職のボランチに加え、センターバックでもプレーするなどチームの柱に。一方で、今シーズンはここまで公式戦10試合の出場にとどまっていた。
まず加藤は、東京ヴェルディ退団に伴いクラブ公式サイトで胸中を明かした。
「この度AC長野パルセイロに移籍することになりました。シーズン途中での移籍、申し訳ありません。今回クラブと話し、自分の立ち位置を考え半年やって引退する考えでいました。ただ複数クラブから話を頂き、サッカーをしていて悔しい感情を持てている自分がいたので、まだやろうと今回の決断をしました。北九州から移籍する際『覚悟を持って』とコメントさせて頂きました。それはヴェルディで昇格を考えていたこと、ヴェルディで現役を終えるつもりで移籍を決断したからです。ヴェルディで過ごす時間と共に、どんどんこのクラブを好きになりました」
「現場で過ごした選手スタッフはもちろん、フロントスタッフやベレーザとの出会いも本当に感謝しています。最後にファン・サポーターのみなさん、自分がこのクラブで何ができたかはわかりませんがうまく行ってる時はもちろんですが、結果が出ない時、個人的につらくて苦しい時に前を向かせて頂いたのはみなさんの存在です。僕は『緑のハート』のチャントが大好きでした。僕にとって東京は間違いなく緑です。これからは僕もサポーターとしてヴェルディの躍進を願っています。2年半本当にありがとうございました。またどこかで会えることを楽しみにしています」
また加藤は、AC長野パルセイロ加入に伴いクラブ公式サイトで意気込みを示した。
「初めまして東京ヴェルディから移籍してきました、加藤弘堅です。このタイミングで話を頂けたことに感謝しています。僕が生まれる前、家族は長野に住んでいました。何かのご縁なのかと勝手に思っています。少しでも上の順位に行けるように、昇格できるように全力で頑張ります。よろしくお願いします」
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By サッカーキング編集部
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