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新潟、伊藤涼太郎のラストマッチを勝利で飾れず…京都は待望の9試合ぶり白星!

2023.06.11

新潟と京都が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 明治安田生命J1リーグ第17節が11日に行われ、アルビレックス新潟京都サンガF.C.が対戦した。

 シント・トロイデン(ベルギー1部)への完全移籍が発表されたMF伊藤涼太郎にとっては、新潟でのラストマッチに。新潟は“マエストロ”を笑顔で送り出すべく、6連敗中の京都は9試合ぶりの白星を掴むべく、両者が『デンカビッグスワンスタジアム』で火花を散らした。


 試合の均衡が破れたのは28分、アウェイの京都が先制に成功する。右コーナーキックから平戸太貴がアウトスイングのボールを送ると、相手DFに当たってボールがゴール前にこぼれる。詰めた豊川雄太がこれを押し込んだ。

 追いかける展開となった新潟も京都のゴール前に迫る場面を作り出すが、チャンスを生かすことはできない。対する京都は前半アディショナルタイムにも決定機が訪れる。ペナルティエリア手前でこぼれ球を拾った平戸がコントロールショットでゴール右上を狙ったが、惜しくもクロスバーに直撃。京都は1点のリードで折り返す。

 後半に入ってからは、新潟が敵陣深くに押し込む時間帯が続く。62分には伊藤がペナルティエリア手前からゴール右上を狙って右足を振り抜いたが、相手GK若原智哉の好セーブに阻まれてしまう。

 72分、新潟がコーナーキックの流れで試合を振り出しに戻す。ダニーロ・ゴメスがペナルティエリア左の深い位置から折り返し、ボックス中央の新井直人が合わせてヘディングシュートを叩き込んだ。新井にとってはJ1初ゴールとなった。

 しかし75分、京都がすぐさま勝ち越しに成功する。敵陣深い位置で一美和成が相手DF新井の横パスをカット。こぼれ球に反応したパトリックが右足を振り抜くと、強烈なシュートは相手GK小島亨介の手にも当たってゴールに吸い込まれた。

 さらに79分、一美がペナルティエリア内で倒されて京都がPKを獲得。キッカーを務めたパトリックは相手GKの逆を突き、ゴール右上隅へと流し込んだ。

 試合はこのまま終了し、新潟はリーグ戦2試合ぶりの黒星で4戦未勝利、京都はリーグ戦9試合ぶりの白星となった。次節は24日に行われ、新潟は敵地で柏レイソル、京都はホームで横浜FCと対戦する。

【スコア】
アルビレックス新潟 1-3 京都サンガF.C.

【得点者】
0-1 28分 豊川雄太(京都)
1-1 72分 新井直人(新潟)
1-2 75分 パトリック(京都)
1-3 79分 パトリック/PK(京都)

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