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磐田の補強禁止処分は覆らず CASが上訴棄却「この度の結果を非常に重く受け止め…」

2022.12.23

 コロンビア人FWファビアン・ゴンザレスの契約をめぐり、国際サッカー連盟(FIFA)から補強禁止などの処分を受けていたジュビロ磐田。同クラブは23日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に申し立てていた上訴が棄却されたことを発表した。

 F・ゴンザレスは2021年1月にアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)から磐田に完全移籍したが、磐田との契約締結前にタイのクラブと契約を結んでいたことが判明。FIFAの紛争解決室(DRC)は、「F・ゴンザレスがタイのクラブとの契約を正当な理由なく解除するとともに、磐田が当該契約解除を誘引したと推定される」と判断して、F・ゴンザレスおよび磐田に対し、9月29日付で以下のような処分を下した。


●F・ゴンザレスに対して、タイのクラブへの約5万ドルの賠償金の支払命令。なお、磐田は当該支払義務を選手と連帯して負う。
●F・ゴンザレスに対するスポーツ制裁として、4カ月間の公式戦出場停止処分。
●磐田に対するスポーツ制裁として、今後2回の登録期間(2023年第1および第2登録期間)における新規選手登録の禁止処分。
※トップチームを含め、全ての年齢カテゴリーの男子のチームが対象。ただし、選手の登録区分変更(ユースチームからトップチームへの昇格等)、期限付移籍中の選手が移籍期間満了に伴いクラブに復帰する場合等は、スポーツ制裁の対象外。
※U-18、U-15、ジュビロSS、サッカースクールにおいて、2023年度に磐田に新規入団する新高校1年生、新中学1年生、新小学5年生および新小学6年生は、2023年1月から2023年12月までの間、日本サッカー協会(JFA)への登録が必要となる大会・活動への参加が認められない(ただし、2022年に磐田で登録済の選手は除く)

 磐田は「F・ゴンザレスが磐田との契約締結前にタイのクラブと契約を締結していた事実を認識しておらず、同契約の存在にもかかわらず同選手を引き抜いたといった事実も存在しない」として、10月19日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴していた。今月20日に審問が行われ、22日に磐田の上訴を棄却する仲裁判断が下された。CASが棄却の結論に至った理由は現時点においては明示されていない。

 磐田は「申し立てが認められなかったことは誠に遺憾ではございますが、当クラブはCASの仲裁判断に従い、スポーツ制裁を受け入れることといたします。この度の結果を非常に重く受け止め、当クラブのガバナンス体制を改めて見直し、再発防止を図ってまいります。本件に関しまして、ジュビロ磐田に関わるすべての皆さまに心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

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By サッカーキング編集部

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