[写真]=兼子愼一郎
延期となっていた明治安田生命J1リーグ第27節、ジュビロ磐田が敵地で首位の横浜F・マリノスを下し、残留に向けて大きな勝ち点3を獲得した。
平日のナイトゲームにも関わらず、2万人を超えるサポーターが日産スタジアムに集結。横浜FMが勝利を収め、2位川崎フロンターレが引き分け以下に終わった場合、3季ぶりの優勝が決まる一戦だった。磐田を率いる渋谷洋樹監督は「マリノスさんは優勝が懸かっていて、高いモチベーションで臨んでくることは分かっていました。自分たちはそれ以上のモチベーションで戦おう」と声をかけ、選手たちを送り出した。
横浜FMのポゼッション率は66%、放ったシュートは計21本にも及んだが、勝利を掴み取ったのは「一瞬の隙もなく、相手にゴールを割らせないという思いを持ってプレーした(渋谷監督)」アウェイの磐田だった。試合を決する一撃を沈めたのは、リーグ戦4試合目の出場となったルーキーの古川陽介だ。「個人としては今年モヤモヤすることも多く、チームに貢献できず不甲斐なく思っていました。今日はすごく気持ちが入っていて、体の準備もできていた(古川)」と並並ならぬ決意で80分にピッチへ。すると84分、カウンターで自ら持ち込むと、松原后のリターンパスを受けて右足を一閃。シュートは相手DFに当たってコースが変わり、ゴール前に吸い込まれた。「シュート本数も少なかったので『自分が流れを変える』という意気込みも含め、自信を持って足を振りました。ラッキーな形でしたけど、ゴールネットを揺らすことができて良かったです」と初得点を振り返った。
リーグ戦では第23節の湘南ベルマーレ戦以来、実に8試合ぶりの勝利となった。来週末には延期となっていた17位清水エスパルスとの“静岡ダービー”を控えている。「次勝たないと残留が見えてこないと思うので、連勝がかかった静岡ダービーは全身全霊でチーム一丸となって戦っていきたい」と古川。渋谷監督も「今日で別に何も変わらない。今日をきっかけに連勝できるように戦っていきたい」と次戦以降を見据えた。
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By サッカーキング編集部
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