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湘南、前半のビッグチャンスを活かせず…ホームで浦和とスコアレスドロー

2022.09.17

湘南と浦和が対戦した [写真]=清原茂樹

 明治安田生命J1リーグ第30節が17日に行われ、湘南ベルマーレ浦和レッズが対戦した。

 前節は清水エスパルスに後半アディショナルタイムまでリードを許しながら、ウェリントンが劇的な同点弾をマーク。湘南はなんとか勝ち点「1」を掴み取った。降格圏との勝ち点差を広げるためにも、ホームで勝ち点「3」が必要になる一戦だ。山口智監督が13日に新型コロナウイルス感染症の陽性判定となり、この試合でベンチ入りできないのは痛手となるが、谷晃生と町野修斗が日本代表に選出されるという明るいニュースも入ってきている。


 一方、浦和は前節の柏レイソル戦で大量4ゴールで快勝したが、14日に行われた第26節延期分ではセレッソ大阪に0-1と敗れた。来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を掴むために、これ以上勝ち点は落とせない。勢いを持って敵地での湘南戦に臨みたい。

 湘南は前節の清水戦からスターティングメンバー4名を変更。ウェリントン、瀬川祐輔、池田昌生、山本脩斗が先発に名を連ねた。ゴールマウスは谷が守り、町野はベンチからのスタートとなっている。一方の浦和は直近のC大阪戦から中2日の影響もあり、スタメンを6名変更。ダヴィド・モーベルグは4試合ぶり、キャスパー・ユンカーは3試合ぶりのスタメン出場となっている。小泉佳穂、関根貴大はベンチから出場機会を待つこととなった。

 試合は8分、ホームチームがチャンスを作る。石原広教のクロスボールから瀬川がヘディングシュートを狙うも、枠を外れた。28分には左サイドから中野嘉大が仕掛け、相手DFとGKの間にクロスボールを送るも、浦和のDF馬渡和彰に防がれてフィニッシュまで持ち込めない。30分には中野のクロスボールからフリーで石原が合わせたものの、ヘディングシュートは枠を捉えられなかった。

 対する浦和は37分、江坂任からのロングボールにユンカーが抜け出して狙うも、湘南のGK谷に防がれる、こぼれ球からモーベルグがボレーシュートを放つも、これは枠の外へ。

 前半アディショナルタイムには、湘南にこの日最大の決定機が。ペナルティエリア手前でルーズボールを拾った池田がボックス内のウェリントンへ送ると、フリーで右足フィニッシュ。ビッグチャンスだったものの、シュートはクロスバーを超えてしまった。前半はこのまま終了する。

 後半の立ち上がりは浦和が攻勢を強めるも、湘南の“守護神”谷が好セーブを見せてゴールを許さない。対する湘南は55分に町野と山田直輝を投入。71分には町野のクロスボールから阿部浩之がボックス内でボールを拾い、山田とのワンツーからシュートを放つ。左足でニアを狙ったボールは枠を外れた。

 後半アディショナルタイムには浦和にビッグチャンス。自陣で小泉からのパスを受けた関根が力強いドリブルでボールを運び、ボックス内で自らフィニッシュを狙う。右足から放たれたシュートはゴール左に外れた。

 結局最後まで均衡は破れず、試合はスコアレスで終了。湘南にとっては2試合連続の引き分けで最低限の勝ち点を掴み取り、浦和は上位進出に向けて手痛い勝ち点「1」となった。

 次節は10月1日に行われ、湘南は敵地でC大阪と対戦する。一方、浦和は敵地での連戦となり、サンフレッチェ広島と対戦予定だ。

【スコア】  
湘南ベルマーレ 0-0 浦和レッズ

【得点者】
なし

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