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白熱の一戦は1-1ドロー決着…鳥栖はリードを守りきれず、鹿島はリーグ戦5試合未勝利に

2022.09.16

鳥栖と鹿島の一戦は1-1のドロー決着 [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 明治安田生命J1リーグ第30節が16日に行われ、サガン鳥栖鹿島アントラーズが対戦した。

 上位争いに食らいつくためにも勝ち点「3」が欲しい鳥栖が、リーグ戦で4試合勝利から遠ざかっている鹿島をホームに迎えての一戦。鳥栖は小泉慶や岩崎悠人、宮代大聖らがスタメンに名を連ねた。対する鹿島は荒木遼太郎や鈴木優磨らがスタメン出場。また、GK早川友基がリーグ戦初先発を飾った。


 8分、鳥栖に決定機が訪れる。敵陣ボックス内でこぼれ球を拾った菊地泰智が左足でシュートを放つ。これはGK早川のセーブに阻まれるも、こぼれ球に反応した長沼洋一がボックス内右からシュート。しかし、カバーに入った鹿島DFのブロックに阻まれ、得点には至らず。対する鹿島は13分、スルーパスに抜け出した荒木がボックス内に侵入し、右足を振り抜くも、シュートは枠の上に外れた。

 23分、敵陣内で鹿島のパスミスを拾った岩崎がボックス手前中央から右足でシュートを放つ。ボールは枠を捉えたが、GK早川の好セーブに阻まれ、惜しくも先制点とはならず。30分には菊池のパスを受けた宮代がボックス内中央から左足でシュートを放つもGK早川にキャッチされた。

 35分、試合の均衡が破れる。敵陣中央で左サイドからのスローインを受けた福田晃斗がダイレクトで縦パスを供給。ボールを受けた宮代が見事な個人技でDF2人を交わしボックス内に侵入すると、最後は冷静にゴール右隅に流し込み、鳥栖が先制に成功した。

 41分にも鳥栖に決定機。右サイドの深い位置でボールをキープした長沼のクロスに本田風智がヘディングで合わせるも、シュートは惜しくも右ポストに直撃。追加点とはならなかった。

 その後、鹿島も何度か相手ゴールに迫るも、大きなチャンスを作ることはできず。前半はこのまま鳥栖の1点リードで終了した。

 流れを変えたい鹿島は後半開始から荒木と和泉竜司に替えて、仲間隼斗と名古新太郎を投入し状況の打開を図る。

 後半は序盤から両チームがチャンスを作り合う展開に。51分、敵陣左サイドの深い位置でボールをキープしたアルトゥール・カイキがカットインから右足を振り抜くも、シュートは枠の右に。57分には鹿島陣内左サイドの深い位置から菊池がゴール前に鋭いグラウンダーのクロスを供給するも、GK早川の対応に遭い、味方には繋がらなかった。

 58分、鹿島が同点い追いつく。敵陣ボックス手前でボールをキープした鈴木優磨が右サイドの広瀬陸斗に展開。広瀬がボックス内に鋭いクロスを供給するとファーサイドに走り込んだA・カイキがヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。
 
 71分、左サイドを駆け上がった安西幸輝のクロスに鈴木優磨が飛び込むも上手く合わせることができず。さらにこのこぼれ球を拾った樋口雄太がボックス内でシュートを放つも、カバーに入ったDFのブロックに遭い、得点には至らず。

 75分、安西がドリブルで持ち運び、ボックス手前中央からシュートを放つ。GKパク・イルギュがセーブしたこぼれ球を仲間が押し込むも、オフサイドの判定で逆転とはならなかった。

 その後は両チームともチャンスを作り合うも、互いにラストパスやシュートの精度を欠き、ゴールネットを揺らすことはできず。試合はこのまま1-1で終了し、両チームが勝ち点「1」を分け合った。

 次節は10月1日に行われ、鳥栖はホームで京都サンガ.F.Cと、鹿島はホームでFC東京と対戦する。

【スコア】
サガン鳥栖 1-1 鹿島アントラーズ

【得点者】
1-0 35分 宮代大聖(サガン鳥栖
1-1 58分 アルトゥール・カイキ(鹿島アントラーズ

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