劇的決勝弾を挙げた相馬勇紀(写真は先月のFC東京戦) [写真]=Getty Images
明治安田生命J1リーグ第14節が21日に行われ、清水エスパルスと名古屋グランパスが対戦した。
J1参入プレーオフ圏内の16位清水が、勝ち点差「1」の13位名古屋をホームに迎えての一戦。ホームの清水は18分、後方からのロングボールにカルリーニョス・ジュニオが抜け出し、左足のボレーシュートで合わせたが、惜しくも枠の右へと外れた。
試合の均衡が破れたのは22分、アウェイの名古屋が先制する。マテウス・カストロが左サイドを突破してクロスを供給。ニアポストの前で待ち構えていた酒井宣福が頭で合わせて押し込んだ。
名古屋は38分に決定機到来。右コーナーキックからマテウスが柔らかい浮き球をペナルティエリア手前に供給。飛び込んだ稲垣祥が左足で強烈なダイレクトボレーシュートを放ったが、相手GK権田修一に防がれた。
ビハインドで折り返した清水は、72分に試合を振り出しに戻す。浮き球パスに抜け出したカルリーニョスが右サイドから折り返し、チアゴ・サンタナが頭で押し込んだ。
勢いづいた清水だが、次の1点が遠い。試合はドローに終わるかと思われたが、後半アディショナルタイム4分に名古屋が勝ち越しに成功する。途中出場の相馬勇紀がペナルティエリアの外から思い切って右足を振り抜くと、シュートは左のポストにも当たってゴールに吸い込まれた。
名古屋は2-1で勝利し、今季リーグ戦初の連勝となった。次節は25日に行われ、清水はホームでFC東京、名古屋はホームでアビスパ福岡と対戦する。
【得点者】
0-1 22分 酒井宣福(名古屋)
1-1 72分 チアゴ・サンタナ(清水)
1-2 90+4分 相馬勇紀(名古屋)