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横浜FM、上位対決制して2位浮上! 堅守の鳥栖が今季初の複数失点

2021.06.23

横浜FMが鳥栖を下した [写真]=兼子愼一郎

 明治安田生命J1リーグ第19節が23日に行われ、3位横浜F・マリノスと4位サガン鳥栖が対戦した。

 上位との差を縮めたいチーム同士が、勝ち点差「1」で激突。中断期間はカップ戦で屈辱の結果に終わった横浜FMだが、今節に勝てば名古屋グランパスと勝ち点で並び、得失点差で2位に浮上する。対する鳥栖は中断前、リーグ戦8試合無敗と好調を維持し、中断期間も天皇杯2回戦でJ3のロアッソ熊本を撃破した。


 試合はボールを握る横浜FMに対し、耐えて1発を狙う鳥栖という構図に。横浜FMは12分、小池 龍太のスルーパスに抜け出したオナイウ 阿道がペナルティエリアでシュートを放つが、飛び出してきた相手GK朴 一圭に阻まれる。20分にはエウベルの折り返しをゴール前の前田大然が頭で押し込もうとしたが、朴にキャッチされてしまう。さらに29分、小池のクロスにオナイウが頭で合わせたが、右のポストに直撃。前半は両者に得点が生まれず、スコアレスで折り返した。

 横浜FMは63分に待望の先制点を獲得する。マルコス・ジュニオールが敵陣での執拗なチェイシングで相手からボールを奪うと、そのまま独走し、ペナルティエリアの手前で左足一閃。シュートは相手DF島川 俊郎に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

 横浜FMは67分、縦に速い攻撃で絶好機を生み出す。最後はエウベルがグラウンダーでゴール前に折り返すと、飛び込んだ前田が合わせたものの、相手GK朴に阻まれる。

 すると87分、横浜FMはスルーパスに抜け出した和田拓也がダイレクトでクロスを送ろうとすると、キックに失敗してボールはゴール方向に。これが前に出た相手GK朴の逆を突く格好となってゴールに吸い込まれ、思わぬ形で横浜FMが大きな追加点を獲得した。前節終了時点でリーグ最少の8失点だった鳥栖は、今季初の複数失点を喫することになった。

 試合はこのまま終了し、横浜FMはリーグ戦3連勝で2位に浮上。鳥栖は9試合ぶりの黒星となった。次節、横浜FMは27日にアウェイで徳島ヴォルティスと、鳥栖は7月3日にアウェイでサンフレッチェ広島と対戦する。

【スコア】
横浜F・マリノス 2-0 サガン鳥栖

【得点者】
1-0 63分 マルコス・ジュニオール(横浜FM)
2-0 87分 和田拓也(横浜FM)

By サッカーキング編集部

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