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鳥栖、山下敬大の2ゴールでJ1開幕2連勝…浦和は今季初勝利ならず

2021.03.06

サガン鳥栖と浦和レッズが対戦した

 明治安田生命J1リーグ第2節が6日に行われ、サガン鳥栖浦和レッズが対戦した。

 開幕戦の湘南ベルマーレ戦を制した鳥栖は、前節からのメンバー変更は1名のみ。酒井宣福に代わって小屋松知哉が先発に入っている。一方、浦和は第1節のFC東京戦はドローで終了したものの、リカルド・ロドリゲス監督体制となり大きなモデルチェンジに踏み切っていることを示した。浦和も明本考浩に代わって田中達也が入ったのみで、1名のスタメン変更となっている。


 試合は序盤から一進一退の攻防戦となったものの、鳥栖が多くのシュートチャンスをつくる。5分、後方からのロングボールを山下敬大が頭でつなぐと、ボールを受けた樋口雄太がスルーパスを供給。抜け出した林大地はGKをかわして左足で狙うも、シュートは枠の外へ。オフサイドディレイの結果、プレーが切れた後にオフサイドフラッグが上がった。

 17分には浦和も反撃へ。杉本健勇のポストプレーから汰木康也が左サイドを突破。中央へのパスは味方に合わないが、逆サイドでボールを拾った田中は仕掛けからクロスを送る。最後は山中亮輔が得意の左足を振り抜くも、シュートはGK正面に。

 32分には鳥栖にチャンス。敵陣で相手のパスミスを拾った林が樋口へ送ると、樋口は切り返しから左足でシュート。しかし、枠を捉えることはできなかった。前半はこのままスコアレスで終了する。

 後半に入ると鳥栖が序盤から攻勢を強める。47分、敵陣でボールを拾った林が小屋松とのワンツーから右足で狙うも、浦和の守護神・西川周作がファインセーブ。対する浦和は55分、途中出場の明本がゴール前でルーズボールを拾い、左足でシュートを放つも、ボールは枠の外へ。

 違いにチャンスを増やしつつある中、62分に均衡が破れる。左サイドの深い位置でボールを持った本田風智がドリブルを開始。ペナルティエリアに侵入し、体制を崩しながらもシュートまで持ち込む。西川が弾いたところを山下が押し込み、鳥栖が先手を取った。

 さらに81分、右サイドをパス回しで崩し、飯野七聖が突破を試みる。飯野はクロスまでは持ち込めなかったものの、こぼれ球を拾った樋口が中央へ正確なボールを供給。ペナルティエリア内でフリーになっていた山下が強烈なヘディングシュートを沈め、鳥栖が追加点を奪った。

 2点ビハインドとなった浦和は杉本や途中出場の武田英寿がチャンスをつくろうと奮闘するも、最後まで決定機を生み出せず。試合はこのままタイムアップを迎え、鳥栖がJ1開幕2連勝を飾った。浦和は今季初勝利を逃している。

 次節は10日に行われ、鳥栖はベガルタ仙台と、浦和は横浜FCと、それぞれホームで対戦する。

【スコア】
サガン鳥栖 2-0 浦和レッズ

【得点者】
1-0 62分 山下敬大(サガン鳥栖
2-0 81分 山下敬大(サガン鳥栖

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