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千葉のDF増嶋竜也が35歳で現役引退を発表…Jリーグ通算336試合に出場

2020.12.20

ジェフユナイテッド千葉は増嶋竜也の現役引退を発表した [写真]=鈴木颯太朗

 ジェフユナイテッド千葉はDF増嶋竜也の現役引退を発表した。20日に、クラブ公式HPより伝えている。

 増嶋は2004年に市立船橋高等学校からFC東京へ加入。2007年にヴァンフォーレ甲府へと期限付き移籍を果たし、2008年から2010年までは京都サンガF.C.でプレー。2011年からは柏レイソルへと完全移籍を果たし、2017年にはベガルタ仙台へ期限付き移籍で加入。2018年から現在所属する千葉へと移籍した。同選手はJリーグ通算336試合に出場し19得点をマークしている。


 増嶋は次のようにコメントを残した。

「ジェフユナイテッド市原・千葉に関わる全ての皆さまへ」

「私、増嶋竜也は今季限りで現役を退くことを、ここにご報告いたします」

「ここ数年、引退を意識せざるを得ない状況だったのは自分でも少しずつ感じ始めていました。特に今年は出場機会になかなか恵まれず、精神的に辛く苦しい日々が続きました。当初はこんな終わり方では納得できない、試合に出てやり切って引退したいと思う自分が常にいました。なので、先日皆さんには引退しないと発表したのですが、ここ数試合は出場することができ、試合を終えるたびに心に変化が生まれていきました」

「一度は続けたいと発表したこともあり正直悩みましたが、それでも今が引退するタイミングとしてはベストなのかもしれないと思うようになりました。一つはここ数年、サッカーをどう続けるかということよりも、どう終わるかということを重点的に考えている自分に気づいたこと。そしてもう一つは、新天地でもう一度チャレンジして引退することよりも、地元である千葉で皆さんに見守られて引退できなかったことを後悔するのでは、と思うようになったことで、この地での引退を決断するに至りました」

「今はプロとしての集大成がジェフで本当に良かったと思っています。子供の頃から憧れていたジェフのユニフォームを着ることができ、一つ夢が叶いました。また、たくさんのファン・サポーター、そして地元である千葉の皆さんに見守られ、プロサッカー選手として最後の日を迎えられたことを心より幸せに感じています」

「千葉で育ち、市立船橋高校でプロに行くことを決意し、FC東京、ヴァンフォーレ甲府、京都サンガF.C.、柏レイソル、ベガルタ仙台、ジェフユナイテッド市原・千葉と6チームに渡り17年間突っ走ってきました」

「振り返ってみると壮絶なサッカー人生でした。プロの世界はとても厳しいところです。毎年一年が終わるたびに、来年もプロサッカー選手でいられるのか不安でした。一試合、一瞬で人生が変わってしまうのがプロの世界。毎試合が命懸けで、緊張の連続」

「そんな中でも素晴らしい人たちに恵まれ、たくさんの経験から多くのことを学び、高校からプロまでのすべてのタイトルを獲得できたのは僕の誇りです。これもひとえに支えてくださったサポーターの皆さん、スタッフ、自分に関わってくださった皆さんのおかげだと心から思っています。そしてなによりいつも自分を一番近くで支えてくれた家族と両親にも感謝をしたいと思います」

「正直、自分の思い描いていたサッカー人生とは少し違いましたが、大満足のサッカー人生です。サッカーで学んだ事を、これからは子供達をはじめ、たくさんのサッカーを愛する人たちに恩返しできるように頑張ります」

「今後また違った形でみなさんに会える日を楽しみにしています。長い間熱いご声援本当にありがとうございました」

By サッカーキング編集部

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