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【横浜FCvs横浜FMプレビュー】シーズンを締めくくる“横浜ダービー”…前回対戦は横浜FMが大量得点で快勝

2020.12.19

[写真]=金田慎平

横浜FC チームを牽引してきた若き2トップのラストダンスに注目

【プラス材料】
 ケガでしばらく戦列を離れていたMF佐藤謙介が前節のガンバ大阪戦でチームに戻ってきた。背番号8がピッチ中央にいることで安心感が生まれ、ボールの循環もスムーズさが増す。シーズン中盤にコンビを組んだMF手塚康平とのダブルボランチが復活すれば、チームに浮上の兆しが見えるかもしれない。

 この試合では2トップの活躍に期待したい。契約の都合上、G大阪戦を欠場したFW一美和成。ゴール数こそ4ゴールと伸び悩んだが、FWの軸として最前線で体を張り続けた。今季を締めくくるゴールが見たい。また、FW斉藤光毅にとってはベルギーに旅立つ前の最後の試合。アカデミー史上最高傑作と呼ばれ、クラブから大きな期待を懸けられてきた男がハマブルーのユニフォームを脱ぐこととなる。勝利とゴールという最高の土産物を置いていけるか注目だ。


【マイナス材料】
 ここ5試合は2分3敗と勝ちがなく、奪ったゴールもたった2つと寂しい内容が続く。G大阪戦も試合の大半は自分たちのペースに持ち込みながら失点を防ぎきれず、勝ち点を得ることができなかった。両ゴール前での質と強度の低さ、そして勝負弱さ。今季を通じて見られる課題を最終節の“横浜ダービー”で払拭して勝利をつかみたい。

 前節に自分たちが敗れ、14位のサガン鳥栖が勝利したことで、横浜FCの15位以下が決定した。シーズン終盤に入り、「1つでも上の順位を」と目指してきた中で勝てる試合がなくなり不甲斐ない結果で終わってしまったことは残念でならない。最低でも15位を死守し、“残留圏”でシーズンを終えたい。

文:totoONE編集部

横浜F・マリノス 自分たちのスタイルを貫き通し、最高の形で終われるか

【プラス材料】
 7日にACLのラウンド16をカタールで戦い、韓国の水原三星に2-3で敗れた。チームは10時間以上のフライトを経て9日に帰国し、オフを挟みながらこの試合に向けて調整を進めてきた。準備時間は十分あったため、選手たちのコンディションに不安はないだろう。

 ACLは惜しくもラウンド16敗退となったが、FW仲川輝人が先発復帰してゴールやアシストという結果を残したのはポジティブな材料だった。チームを優勝に導いた昨季は15得点を挙げてMVPと得点王をダブル受賞したが、今季は負傷に苦しみここまで2得点にとどまっている。来季のリベンジを誓い、今季最終戦となる横浜FC戦に向けてのモチベーションも高い。背番号23が快活なパフォーマンスでシーズンを締めくくる。

【マイナス材料】
 2連覇を狙ってスタートしたシーズンは、過密日程や相次ぐ負傷者に苦しみ順位表の中位に終わった。リーグ2位の68得点を挙げた攻撃陣は依然としてリーグ屈指の破壊力を誇ったものの、56失点と守備が安定しなかった。それがここまでの14勝5分14敗という負け数に表れている。失点ゼロのクリーンシートで終わったゲームが6試合しかなく、反対に複数失点を喫した試合は33試合消化時点で約半分の16試合もあった。これでは成績が安定しなくて当然だろう。

 だからといって、最終節だけ守備的に戦うのでは“アタッキングフットボール”を標榜する横浜F・マリノスらしくない。あくまでもアグレッシブに相手ゴールを目指し、結果として同じ横浜に籍を置く相手を倒せるかがポイントになりそうだ。

文:totoONE編集部

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