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川崎のリーグ戦連勝記録は「12」でストップ…采配的中の札幌が完封勝利

2020.11.03

札幌が首位・川崎を下した [写真]=J.LEAGUE

 明治安田生命J1リーグ第26節が3日に行われ、川崎フロンターレ北海道コンサドーレ札幌が対戦した。

 川崎は中村憲剛が11月1日に今シーズン限りで現役を引退することを発表してから、迎えた初の試合。注目の中村はベンチスタートとなった。


 試合序盤はアウェイの札幌が立て続けにチャンスを作った。2分、荒野拓馬のパスからチャナティップがシュートを放ったが、シュートはGKチョン・ソンリョンがセーブ。さらに、5分にはチャナティップのパスからルーカス・フェルナンデスが決定機を迎えたが、再びGKチョン・ソンリョンが防ぎ、先制することはできなかった。札幌はその後も多くのチャンスを作ったものの、ネットを揺らすことができず。前半はスコアレスで終了した。

 後半に入り、先に試合を動かしたのは札幌だった。62分、前線からプレッシャーをかけてボールを奪うと、駒井善成のパスから交代で入ったばかりのアンデルソン・ロペスがゴール左へ流し込み先制に成功した。さらに直後の65分にも、ハーフウェイライン付近でボールを奪うとそのままカウンター。A・ロペスが左のドウグラス・オリヴェイラに渡し中へと折り返すと、走り込んだ荒野が押し込んでリードを2点に広げた。

 追いかける川崎は70分に中村を投入するなど、交代枠を使い切り攻めに出る。80分には途中出場の宮代大聖がDFラインの裏へ抜け出したものの、シュートはDFに防がれた。さらに、後半アディショナルタイムには田中碧が決定機を迎えたが、GK菅野孝憲が足でセーブした。

 試合はこのまま終了。勝利した札幌は2試合ぶりの勝利を収めた一方、敗れた川崎の連勝記録は「12」でストップ。8月23日に行われた第12節名古屋グランパス戦(0-1)以来、今季2敗目となった。

 次戦、川崎は14日にアウェイで鹿島アントラーズと、札幌は11日にアウェイでFC東京とそれぞれ対戦する。

【スコア】
川崎フロンターレ 0-2 北海道コンサドーレ札幌

【得点者】
0-1 62分 アンデルソン・ロペス(北海道コンサドーレ札幌
0-2 65分 荒野拓馬(北海道コンサドーレ札幌


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