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【G大阪vs湘南プレビュー】ホーム戦3試合ぶりの白星が欲しいG大阪…復調傾向の湘南はアウェイ戦初勝利を手にできるか

2020.09.12

[写真]=兼子愼一郎、清原茂樹

ガンバ大阪 若手の台頭と中心選手の復調は朗報。ルヴァン杯に続いて連勝なるか

【プラス材料】
 カップ戦を含めて公式戦4連勝中と好相性を見せている湘南ベルマーレとのホームゲーム。予想スタメンはここ2試合と同じ顔ぶれを並べた。

 前節・柏レイソル戦は0-3で敗れたが、今節を終えれば次の試合まで1週間のインターバルがある。MF山本悠樹とMF倉田秋を先発に据えた戦いを熟成させるためにも、同じメンバーで今季最多の4得点を奪って勝利した第14節・ベガルタ仙台戦のような戦いを目指すことになりそうだ。


 注目は成長著しいFW川﨑修平。最近のJ3で5試合・6得点と結果を残し、トップチームのメンバー入り。ここ2試合は途中出場が続いている。インサイドハーフの選手層がやや薄くなっている今、彼のようなフレッシュな力の台頭を期待したい。また、仙台戦で倉田に開幕戦以来のゴールが生まれたのも好材料。“10番”が輝けばチームは間違いなく加速する。

【マイナス材料】
 今季から加入し、心身両面で存在感を示してきたFW小野裕二が2日の練習中にケガを負い、右膝前十字靭帯損傷と診断された。また、発表はされていないものの、MF矢島慎也も同じケガで離脱中だ。前節・柏戦前日の宮本恒靖監督は矢島について「もう少し時間がかかります。数カ月もかかるようなけがではないですが……」と言葉を濁したが、二人とも今季のガンバ大阪のサッカーを支える屋台骨として輝きを見せていただけに離脱は大きなマイナス。

 加えて、気になるのは8月以降の戦いで失点が止まらないこと。崩されてというよりもミスから招いた失点が多いとはいえ、リーグ戦14試合を終えた段階で得点「21」に対して失点は「20」。この数字を得点が少ないと言うか、失点が多いと考えるか。戦い方を含めて今一度、チームとしての意思統一を図りたい。

文:totoONE編集部

湘南ベルマーレ 原点回帰の効果は着実に表れている。あとは結果を残すだけ

【プラス材料】
 6連敗を喫していた湘南ベルマーレだが、第14節のヴィッセル神戸戦は1-1、前節の大分トリニータ戦は2-2と、ここ2試合は勝ち点を積み上げている。アグレッシブな守備や縦に速い攻撃など自分たちの原点を見つめ直した第11節・名古屋グランパス戦以降、内容には一定の改善が見られており、その歩みが結果につながっていると言えるだろう。

 2試合続けて先制点を挙げていることもポジティブだ。ボールホルダーを追い越し、ペナルティエリアに大挙する場面もあり、湘南らしいゴールへの推進力が体現されている。加えて、大分戦で4試合ぶりに複数得点をマークした点も見逃せない。

 また、神戸戦ではJFA・Jリーグ特別指定選手のMF平松昇とFW根本凌がリーグ戦初出場を記した。ユース所属で2種登録のMF田中聡を含め、若き才能の台頭は今後を見据えたうえでも頼もしい。

【マイナス材料】
 連敗こそ止めたものの、8試合勝利から遠ざかってる。第14節の神戸戦は先制点を挙げた直後に追いつかれ、前節の大分戦は前半で2点をリードしながら後半は押し込まれ、終盤に追いつかれた。連敗ストップは間違いなくポジティブだが、神戸戦、大分戦ともに勝ちきれなかった印象も拭えない。

 ケガ人が増えている点も気がかりだ。負傷離脱の多かった過去の反省から今季はケガに対して細心の注意を払い、実際に成果もうかがえた。だが、過酷な連戦の代償か、台所事情は険しい。

 今節戦うガンバ大阪との対戦成績は芳しくない。通算対戦成績は7勝3分20敗、相手のホームでは3勝3分9敗と勝率がさらに下がる。昨季は2戦2敗。また、先月行われたJリーグYBCルヴァンカップも1-2で敗れている。相性と現状を今節ともに覆したい。

文:隈元大吾

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