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日本&スペインの“生ける伝説”が邂逅…カズとイニエスタが語ったお互いの印象とは?

2020.02.14

 21日に開幕する2020年の明治安田生命Jリーグ。それに先立ち、14日に2020 Jリーグ キックオフカンファレンスが開催された。イベントにはJ1全18クラブの選手、監督が集結。開幕カードを戦うクラブの選手同士が言葉を交すなど、開幕に向けたムードを高まらせた。

 その中で、23日に激突するヴィッセル神戸横浜FCの両クラブを代表し、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタと元日本代表FW三浦知良も登壇。ステージ上で相まみえた2人は笑顔でがっちりと握手を交わした。


 2人が同時に答える形で行われたインタビューで、カズはイニエスタについて「神戸に友達がいるので、人柄は噂には聞いていた。実際に会ってみると、とてもジェントルで謙虚な人だと感じました。プレーにも表れていますよね」と語ると、イニエスタも「今日、カズさんにお会いできて本当にうれしい。サッカーに対する姿勢を尊敬している」とコメント。お互いに大きなリスペクトを持っていることをうかがわせた。

イニエスタ「できることなら僕も52歳まで…」

ステージ上で内緒話をするカズとイニエスタ

 現在52歳、26日には53歳の誕生日を迎えるカズ。メディアからこの年齢でのJ1挑戦について問われると、「自分はピッチの中で戦うだけ」とクールに答えた。

「J1であろうとJ2であろうと、僕のサッカーに対する姿勢、情熱は変わりません。とにかくピッチに出て、どれだけチームに貢献できるか。もちろん年齢による影響はないとは言いませんが、その気持ちに変わりはありませんね」

 また、そんなカズについてイニエスタは、「試合だけでなく、普段の練習に対する姿勢も素晴らしい」と語り、自身の今後にも言及した。

「僕もできることなら、50歳を過ぎても現役でプレーしたいですけどね(笑)。サッカーは僕にとって情熱であり人生そのもの。できるだけ長くプレーできるようにコンディションを見ながら戦っていきたい。ただ、チームに貢献できるプレーというのが大前提なので、それがいつまでできるのか、というのを見極めながらやっていかなければならないと思っています」

 2人は、お互いのクラブが激突する開幕戦の展望について尋ねられると、それぞれ以下のようにコメント。今シーズンを占う1戦への意気込みを語った。

「開幕戦は何よりも大事。個人的にはケガでリハビリ中ですが、来週中にはチームに合流できるように調整しています。メンバー入りを勝ち取って、神戸行きの新幹線に乗りたいですね」(カズ)

「早く始まってほしいですね。天皇杯、ゼロックス杯というクラブ初、2つ目のタイトルを獲得できて、大きな自信になった。ただ、リーグ戦は最も大きな挑戦です。その初戦で、カズさんと一緒にピッチに立ちたいですね」(イニエスタ)

 なお、インタビュー中には2人がひそひそ話をする場面も見受けられた。その内容についてメディアに問われると、声をそろえて「内緒です」と茶目っ気たっぷり。いつの日か、“世界のレジェンド同士”として、秘密の会話の内容が明かされる日が来るかもしれないが、今はピッチ上の彼らのプレーに注目したい。

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