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V・ファーレン長崎が平和祈念ユニフォーム発表…平和の象徴であるハトの羽がモチーフ

2019.06.10

 戦後70年、被爆70年を迎えた2015年の夏より、ヒュンメルとV・ファーレン長崎は、平和を祈念するユニフォームを発表してきた。原爆の悲惨さとともに、スポーツのできる平和の尊さを感じられるようにという思いを込めたユニフォームも今年で5年目。7月、8月の数試合で、V・ファーレン長崎は平和祈念ユニフォームを着用する。

■ナガサキから平和の尊さを発信

 1945年8月9日、広島市に続いて長崎市にも原子爆弾が投下され、約24万人と言われる人口のうち、7.4万人が死没し、建物の約36パーセントが全焼、または全半壊というすさまじい被害をもたらした。2015年、未曾有の惨事から70年を迎え、ヒュンメルはV・ファーレン長崎と平和を祈念したユニフォームを発表。今年で5回目となる。


 平和祈念ユニフォームは、初年度にアメリカのCNNニュースでも紹介されるなど、毎年海外メディアでも多く取り上げられ、2017年からはデンマーク、イギリス、ドイツ、スペインの欧州4カ国で発売をスタート。世界へ向けて平和をアピールし、発信するユニフォームになっている。

今年で5回目の展開となる長崎の平和祈念ユニフォーム

■デザインコンセプト

 今年の平和祈念ユニフォームは、V・ファーレン長崎の平和祈念活動のコンセプトである「愛と平和と一生懸命」をテーマに、長崎県出身の岡本一宣デザイン事務所が担当。平和の象徴であるハトの羽をモチーフに、羽の重なりで長崎の「長」をデザインしたり、ハート形の羽がアクセントになっている。

 カラーは、フィールドプレイヤーが愛を感じられる暖かみのあるピンクで、GKが心の平安を表すグリーン。また、チームカラーのブルーとオレンジを、筆で描いたようなラインでそれぞれにデザイン。平和と愛を謳い、風に乗って颯爽と飛ぶハトの姿に、選手がピッチで疾走する姿を重ねている。

 また、シーズンユニフォームの背面に入っている「UNICEF(ユニセフ)」ロゴを胸部にプリント。未来に愛と平和を繋げるため、世界中の子どもたちの命と健康を守る国連機関であるUNICEFロゴを無償で掲出し、ジャパネットホールディングスとして3年間で1億円の寄付を目指している。

フィールドプレイヤー用には、愛を感じられる暖かみのあるピンクを採用

GKユニフォームには、心の平安を表すグリーンを起用した

■平和を繋げるサッカークラブ

 今シーズンからV・ファーレン長崎の指揮を執る手倉森誠監督は、次のコメントを発表。
「長崎で過ごす中で、人の温かみ、街の活気に多く触れさせていただいています。そして長崎は、1945年8月9日午前11時2分に何が起きたかを、世界に強く発信し続けていることも肌と心で感じています。平和への強い想いを平和祈念ユニフォームに入れて、V・ファーレン長崎は夏を戦います。長崎から、全国から、世界に平和を発信します。共に平和を未来に繋げていきましょう」

 また、ジャパネットホールディングスの創業者であるV・ファーレン長崎の髙田明社長は、「長崎をホームタウンに持つV・ファーレン長崎には、サッカーを通して『平和』を伝えていく役割を担っています。今年で5年目を迎える平和祈念ユニフォームには、被爆地にあるサッカーチームとして、世界に平和を発信する大きな力となっています。平穏な日常を味わえる今だからこそ、その平和の大切さを語り伝えていく責任がある、そして、その輪を広げていく使命があるのだと、V・ファーレン長崎は考えています」と話している。

■着用試合

7月20日から8月31日の公式戦のうち、数試合での着用を予定。

■ユニフォームの販売について

価格:15,500円+tax
サイズ:S,M,L,O,XO,XO2(JASPOサイズ)

販売は数量限定で、6月10日(月)AM9:00より、V・ファーレン長崎の「クラブオフィシャルオンラインショップ」(https://www.v-varen.com/shop/index.html)と電話予約(0120-224-111)で受付を開始。背番号・ネームのマーキングは、別途3,000円(税抜)で対応が可能。

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